健康管理リング型ウェアラブルデバイス「TwooCa Ring」を手掛ける株式会社Kort Valuta、シリーズAで約5億円調達!分散型社会実現に向けた更なる事業展開へ
株式会社Kort Valuta(本社:東京都渋谷区、代表取締役 柴田秀樹)は、2024年6月に実施した第三者割当増資により、総額5億160万円のシリーズA資金調達を実施したことを発表しました。同社はこれまでに16億4,500万円の資金調達を実施しており、今回の調達により累計調達額は21億4,660万円となりました。
今回の資金調達は、同社が推進する「IDTech」という新たな事業領域の完成形に向けて、更なるサービスの拡充を目指したものです。
Kort Valutaのサービス
Kort Valutaは、健康管理機能付きリング型ウェアラブルデバイス「TwooCa Ring」やVisaプリペイドカード「TwooCa」などを展開しています。「TwooCa Ring」は、決済機能に加え、健康状態や心のバランスを管理できる機能を搭載しており、スマートフォンやスマートウォッチを必要とせず、リングひとつで完結する新しいウェアラブルデバイスです。
「TwooCa」は、Visaタッチ決済機能を搭載したプリペイドカードで、アプリ上でVisaバーチャルプリペイドカードを即時に発行することが可能です。また、アプリ内申請で物理プリペイドカードも取得できます。セブン銀行ATM、クレジットカード、銀行振込、クレジットカードを利用したオートチャージなど、様々な入金方法を提供しており、入金後のプリペイドカードはVisa加盟店で利用可能です。
さらに、同社はAIを利用したコンシェルジュ機能を開発しており、ユーザー属性、与信スコア、健康情報に基づいて最適な選択肢を提案するデジタルツインの導入を予定しています。
分散型社会実現に向けた取り組み
Kort Valutaは、「分散型社会」の実現を目指しており、その実現には「IDTech」が不可欠と考えています。同社は、デジタルペイロール(給与デジタル払い)の事業者登録を目指しており、従業員に新しい給与の受け取り方を提供することで、キャッシュレス化が進む世界でより利便性の高いサービスを展開することを目指しています。
また、同社は自社ステーブルコインの発行を計画しており、法定通貨との連携、そして特定のコミュニティが発行するコイン=価値(地域通貨)のようなものを実現することで、分散型社会に適合する価値と価値の交換を実現できると考えています。
投資家からのコメント
今回の資金調達には、株式会社Agrisusが参画しました。Agrisus代表取締役の江川氏は、Kort Valutaとの出会いをきっかけに、「分散型社会の実装」を現実的に思い描けるようになったとコメントしています。江川氏は、一次産業こそが分散型社会の実装に真っ先に取り組むべきだと考えており、日本の農業技術の価値向上を目指しています。
Kort Valuta代表取締役 柴田氏からのコメント
Kort Valuta代表取締役の柴田氏は、「IDTech」は既存の技術やサービスを超越し、同社がパーパスとして掲げる「分散型社会」の実現に不可欠な要素であると述べています。同社は、資金移動業のライセンス取得、デジタルペイロール事業の開始に向けた給与デジタル払い取扱業者としての申請など、着実に準備を進めており、今後も更なる事業展開を進めていくとしています。
株式会社Kort Valuta概要
会社名:株式会社 Kort Valuta
所在地:東京都渋谷区渋谷3-11-2 渋谷パインビル4階
代表者:柴田秀樹
事業概要:各種カードの発行、企画、管理、運営、スマートリング開発および販売