自律搬送ロボット「カチャカEvo」の発表
近日、株式会社Preferred Roboticsが新型の小型搬送ロボット「カチャカEvo」を発表しました。この製品は、2025年12月に開催される国際ロボット展(iREX 2025)で実際に見ることができる予定です。カチャカEvoは、最大100kgの物を運ぶ能力を持ち、製造や医療、オフィスなど多様な現場で活躍が期待されています。
開発の背景
深刻な人手不足が叫ばれる中、物の搬送は各業界で大きな課題となっています。自動化の導入が求められる中で、従来の搬送ロボットは導入時に大掛かりな設定や既存設備を変更する必要があるなど、ハードルが高いことが問題視されてきました。そんな背景から、カチャカEvoは開発されました。
このロボットは、小型で機動性に優れ、多くの現場での導入が簡単にできるように設計されており、専門業者を必要としない操作性が特徴です。ユーザーはPCやスマートフォンを使って簡単に設定でき、導入コストを抑えることが可能です。
カチャカEvoの主な特長
- - 100kgの可搬性:高さ200mm、幅500mmの空間に潜り込み、リフトアップして運搬ができます。これにより、既存の台車や棚をそのまま活用でき、導入コストを大幅に削減します。
- - 狭小通路の走行:本体幅377mm、奥行717mmの小型ボディにより、最小500mm幅の通路を通過でき、従来のロボットでは通れなかった狭いスペースでも活躍します。
- - SLAM方式(自律搬送):磁気テープなしで運用できる自律搬送システムを搭載。環境変化に強く、レイアウト変更があっても柔軟に対応可能です。
- - 簡単な設定:初期設定や運用の見直しはシンプルなUIを使い、誰でも行うことができます。これにより、立ち上げ時の費用を抑えることができます。
- - 国内開発とサポート:すべて日本国内で設計・開発されており、確実なサポート体制も整えています。
主な仕様
以下はカチャカEvoの暫定的な主な仕様です。
- - 本体寸法:W377 D717 H190 (mm)
- - 本体重量:70kg
- - 最大速度:1.2m/s(最大負荷時0.8m/s)
- - 最大搬送重量:100kg
- - 最小通行幅:500mm(本体のみの場合)
- - 許容段差・傾斜:10mm・5度(最大負荷時)
- - 駆動方式:差動2輪
- - バッテリー:リン酸鉄リチウムイオン電池 (DC25.8V)
- - 充電/連続稼働時間:3h(フル充電時)、7h(最大負荷時)
- - セーフティ機能:LiDAR、RGBカメラ、3Dカメラ、各種センサー、非常停止ボタンなど
- - 通信:WiFi IEEE 802.11a/b/g/n/ac
展示会情報
国際ロボット展(iREX 2025)の会期は2025年12月3日(水)から6日(土)で、会場は東京ビッグサイトの西4ホールブース番号W4-68にて、カチャカEvoを含む「カチャカプロ」の実機展示が予定されています。
会社概要
株式会社Preferred Roboticsは2021年に設立され、業務用自律移動ロボットの開発と販売を行っています。また、AI開発スタートアップ「Preferred Networks」の子会社として、「すべての人にロボットを」を掲げ、人々の役に立つロボットの提供を目指しています。加えて、同社はアマノ、旭化成ホームズ、三井住友銀行と資本業務提携を行い、業務用小型床洗浄ロボット「HAPiiBOT」や家庭用自律走行搬送ロボット「カチャカ」を展開しています。
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