沖縄・海洋博公園で世界最大の花が開花間近！

沖縄・海洋博公園にて珍しい花が開花間近

沖縄県の海洋博公園内にある熱帯ドリームセンターで、世界最大級の花「ショクダイオオコンニャク」の蕾が確認されました。この植物は、一度咲くとその大きさと特異な臭いから多くの人々の注目を集めます。沖縄での開花は前例がなく、今回の発表は非常に貴重な機会です。

ショクダイオオコンニャクとは

ショクダイオオコンニャクは、インドネシアのスマトラ島に自生する植物で、サトイモ科に属しています。学名は「Amorphophallus titanum」。この植物の最大の特徴は、その花が持つ悪臭です。なんと「最も臭い花」としてギネス世界記録に認定されており、さらに「最も高さのある花」という別の記録も保持しています。

開花期間は僅か2日間と短く、正確な開花予測は非常に困難です。しかし、現在のところ見頃は8月中旬頃になると見込まれており、多くの人々がこの瞬間を心待ちにしています。直接その目で見ることができる貴重なチャンスをお見逃しなく！

育成の裏側

海洋博公園熱帯ドリームセンターでは、ショクダイオオコンニャクの栽培に20年以上取り組んでいます。しかし、その栽培に関する情報は限られており、専門家たちは手探りで技術を積み重ねてきました。そして、2023年7月上旬に芽を出し、8月3日に出蕾を確認することに成功しました。この苦労の結果、ついに沖縄での展示が実現しました。

現在展示している株は、なんと芋の重さが41kgにも達します。この道のりを共に歩んでくれた多くの人々に感謝を伝えたいです。