スペースラボ、国内サーバーで3Dスキャンデータを保管・共有する新プランを提供開始
建築ビジュアライゼーションを手掛けるスペースラボ株式会社が、新しいプラン「現チョク」において、業務用3Dスキャナーで取得したデータを国内サーバーで保管・共有できるサービスを提供することを発表しました。2026年8月26日から開始されるこのプランは、建築・内装・不動産管理の現場でデジタルデータを安全に扱うための新たな選択肢を提供します。
1. データ持ち込みプランの背景
近年、業務用3Dスキャナーの導入が進む中で、建築現場では「撮る力」が強化されています。しかし、得られたデータをどこに保管し、どのように共有するかという課題が浮上しています。特に官公庁や大手企業では、クラウドデータの保管場所に関する規定が厳格化しており、データを安全に管理できる環境が求められています。
「スキャナーは導入済みだが、得たデータを保管・共有する環境が整わず、結局はスクリーンショットに戻ってしまう」という声が多く聞かれます。このような背景を受けて、スペースラボはデータ持ち込みプランを開発しました。
2. プランの特徴
このプランでは、取得した3Dデータを国内環境に保管し、Webを通じて安全に共有できるシステムを提供します。具体的な機能は以下の通りです:
- - Web共有機能:ブラウザから簡単に閲覧可能なビューワー環境を提供し、関係者にURLを共有してデータを確認してもらえます。
- - 保管機能:サムネイルやログ、バックアップなどのデータも国内リージョンで安全に保管。
- - 蓄積機能:物件ごとにデータを整理し、施工前後や点検時など、時系列での記録が可能になります。
これにより、既存の撮影ワークフローを変更することなく、データ管理の仕組みを国内に切り替えられます。
3. 撮影依頼も可能
スキャナーを持っていない企業向けには、撮影からデータの保管までを一貫して行うプランも用意されています。
- - 撮影プラン:専門スタッフが現地調査、写真撮影、3Dスキャンまでを担当。
- - 証跡化プラン:施工前後の記録を3Dで残し、年単位で保存できるサービス。
これらは全て国内基盤上で運用されるため、高い信頼性があります。
4. どんな場面で活用できるか
このデータ持ち込みプランは、様々な業種で役立つ可能性があります。特に、以下のようなシーンでの利用が想定されます:
- - 官公庁や自治体でのデータ管理が必要な案件
- - 建設・不動産関連企業で取引先からのデータ管理説明を求められる場合
- - 修繕や点検工事の際にデータを蓄積したい管理会社・オーナー
5. 長期的なデータ管理に向けて
スペースラボは「物件カルテ」という構想を進めており、蓄積されたデータをもとに、修繕管理や判断材料として活用できる仕組み作りに取り組んでいます。データは5年、10年と長期にわたって保存され、その管理が重要となります。
代表者のコメント
スペースラボの代表取締役、柴原誉幸氏は、3Dスキャナーによる記録が進む中で「次の課題は誰とどうデータを共有するか」と強調しました。安心してデータを保管できる環境を提供することで、データの価値を最大限に引き出すことを目指しています。
この新しいデータ持ち込みプランは、建物の長期保存や管理を考慮したサービスであり、ユーザーに新たな可能性をもたらします。データの安心できる「置き場所」を確保するこのプランを活用し、建築現場のデジタル管理を一層進化させましょう。