動物園支援基金創設
2025-09-26 14:35:42

MUFGが日本国内の動物園・水族館を支援する新助成基金

MUFGが創設した生物多様性保全研究助成基金



株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、持続可能な社会を実現するために新たに「MUFG生物多様性保全研究助成基金」を設立しました。この基金は、公益社団法人日本動物園水族館協会(JAZA)への寄付を通じて、日本国内の動物園や水族館における生物多様性や自然資本の保全を支援することを目的としています。

国内動物園・水族館の現状


欧米の動物園や水族館は、希少種の保護、環境教育、さらには調査研究の分野で重要な役割を果たしています。これらの機関は、生物多様性を保つための取り組みを楽しみながら学ぶための情報発信も行っています。しかし、日本の動物園や水族館は、調査研究に必要な資金が不足しているのが現状です。これに対してMUFGは、選考委員会による審査を経て、同基金から支援を受ける研究団体を募集しました。

助成対象の研究について


今回選ばれた研究の中から、特に注目すべき2つのプロジェクトを紹介します。1つ目は、沖縄美ら海水族館が実施する「バイオロギング技術と非侵襲的DNA採取法を用いた鯨類の保全」です。沖縄周辺の海域には絶滅危惧種のザトウクジラなど、約30種の鯨類が生息しています。この研究では、鯨類の行動や生理情報の収集、および観光業による影響を調査することで、持続可能な地域産業との両立を図ります。

もう一つの注目研究


2つ目は、富山市ファミリーパークによる「ライチョウの保全に向けた飼育個体と生息地個体の比較」に関する研究です。ライチョウは日本の特別天然記念物で、現在絶滅の危機に瀕しています。この研究は、飼育下の個体と野生の個体を比較し、繁殖に関する生理学的なデータを集めることを目指しています。地域連携による生息数調査や繁殖活動の理解が進められ、ライチョウの長期的な保全につながることが期待されています。

MUFGの取り組みへの期待


MUFGは「世界が進むチカラになる。」というパーパスのもと、生物多様性の保全に寄与するために様々なステークホルダーと協力していく考えです。地域の皆さんと共に、動物園や水族館を支援することで、生物多様性の重要性をより広く伝えていくとしています。この新たな助成基金は、未来にわたる持続可能な環境の実現に寄与することが大いに期待されています。


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会社情報

会社名
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ
住所
東京都千代田区丸の内1-4-5
電話番号

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