飛騨高山の冬の祭り
2026-01-26 16:21:33

飛騨高山の伝統行事、二十四日市が華やかに開催

飛騨高山の冬の風物詩「二十四日市」



岐阜県高山市で、冬の風物詩「二十四日市」が豪華に開催されました。今年も多くの地元住民や観光客がこの伝統行事を楽しみに集まりました。二十四日市は、旧暦の時代にさかのぼり、正月用品を売るための市として始まり、今では冬の代名詞として定着しています。

二十四日市の歴史



二十四日市は、もともと旧暦の12月24日に行われていた歳の市です。当時は近隣の農家が農閑期に作った日用品を販売していました。中でも竹かご、ひ笠(がさ)、まき、炭、むしろ、みのなど、生活に必要な品々が並び、町の人々に親しまれてきた歴史があります。その後、明治時代の初め頃から1月に開催されるようになり、今では高山市の中心商店街である本町通りと安川通りを舞台に、地元の特産品やグルメが楽しめる露店が立ち並んでいます。

賑わいを見せる露店



今年の二十四日市は、約900メートルにわたって、食品や木工品を扱う93店舗の露店が賑やかに並びました。多くの人々の目を引いたのは、昔ながらの民芸品です。竹を編んだ「小屋名しょうけ」と呼ばれるざるや、朴ノ木で作られた「有道しゃくし」、さらに薄切りのヒノキやイチイを編んだ「宮笠」など、地元の職人が手掛けた品々が所狭しと並んでいました。

また、7年ぶりに「江名子バンドリ」が出店し、これには多くの買い物客が立ち寄りました。江名子バンドリは国重要無形民俗文化財に指定されており、その独特な文化は訪れた人々の目を楽しませました。

岩滝小学校の特別販売



さらに注目を集めたのは、今年3月で閉校となる岩滝小学校の児童たちが自ら育てた新米を使った特別なぜんざいの販売です。彼らは「棚田の米」で作った棒餅をぜんざいに入れて提供し、購入者にはその新米をプレゼントするという心温まる試みを提供しました。このような地元の幼い力が、二十四日市に新たな風を吹かせています。

大雪の中での賑わい



当日は、大雪警報が発令されるほどの悪天候に見舞われましたがそれでも、二十四日市には約40,000人の人々が訪れました。地元住民はもちろん、外国人観光客も多く見られ、寒さを吹き飛ばすような熱気に包まれました。

このようなイベントは、高山の文化と地域活性化に欠かせない存在です。二十四日市を通じて、これからも地域のつながりや温かさが育まれていくことを願います。

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