脳刺激で魅力向上
2024-12-10 11:37:04

脳の刺激で顔の魅力がアップする新研究がオーディエンス賞を受賞

脳刺激で魅力が増す?ポーラ化成工業の新研究



ポーラ化成工業株式会社が発表した最新の研究が、第29回日本顔学会大会でオーディエンス賞を受賞しました。これにより、脳内の特定の部位の活性化が顔に対する魅力の印象を高めることが明らかになったのです。この研究を率いたのは、同社のフロンティアリサーチセンターに所属する研究員、張優希さんです。

背景と研究の目的



魅力的な顔の理解は、化粧品開発にとって重要なテーマとして知られています。顔を見るときに脳内でどのような知覚や認知が行われるのかを探求することによって、今までにない顔の魅力を引き出す新しい手法が開発される可能性があります。

今回の研究では、特に「前部前頭前皮質(aPFC)」という脳の部位に着目。過去の研究から、aPFCが活性化することで魅力を感じるとの知見があったものの、実際にその活性化が魅力の感じ方にどのように影響するかは疑問の残るものでした。

研究内容の重要性



研究チームは、経頭蓋磁気刺激を用いてaPFCを意図的に活性化し、その際の顔の魅力に対する印象を評価。この方法により、魅力の感じ方がどのように変わるかを科学的に検証しました。その結果、シミやシワといった肌の悩みが少ない顔のモデルを提示した場合、aPFCを刺激することで魅力評価が高まることが確認されました。

これにより、他者の魅力もより感じられるようになるという結果が得られました。この研究結果は、肌の悩みがスキンケアやメイクで改善可能であることを考えると、誰もがaPFCの活性化によって魅力の向上が期待できる可能性を示しています。

今後の展望



aPFCは視覚だけでなく、触覚や聴覚、嗅覚、味覚といった五感にも反応することが知られています。この研究を通じて、顔や肌の特徴をさらに理解し、魅力的に見えるための具体的な方法を提案することができると期待されています。今後は、aPFCを活性化するための要素が明らかになれば、より多くの人に魅力を教える手助けができるでしょう。

受賞者とそのコメント



受賞した張優希研究員は、今後も研究を深化させ、顔の魅力に関する理解を促進し、日常生活での魅力向上への提案につなげていきたいと意気込みを語りました。公共の場で発表する機会を通じて、さらなる研究の進展に期待が寄せられています。

ポーラ化成工業のビジョン



ポーラ化成工業は、「感受性のスイッチを全開にする」という理念のもと、化粧品の枠にとらわれない革新的な技術の研究を行い、美しさやコミュニケーションの発展に貢献することを目指しています。この研究の結果は、化粧品業界に新たな知見を提供し、今後の技術開発に寄与することでしょう。

このように、顔の魅力を科学的に研究することによって、美容業界の未来に新たな道を切り拓くことができるのかもしれません。研究結果に注目が集まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

会社情報

会社名
株式会社ポーラ・オルビスホールディングス
住所
東京都中央区銀座1-7-7ポーラ銀座ビル
電話番号
03-3563-5517

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。