日本海ガス絆HDが発表したスタートアップとの共創の未来とは

北陸地域の未来を見据えた取り組みが注目を集めています。日本海ガス絆ホールディングス（以下、絆HD）とスタートアップ企業5社が連携して行った「NGAS-Accelerator Program 2024」の成果発表が、2024年12月18日（水）に富山市のオーバード・ホール中ホールで開催されました。このプログラムは、地域に新たな価値を提供するための事業創造を目指し、絆HDが主催し、株式会社日本海ラボと株式会社ゼロワンブースターが共に運営しています。

この取り組みの一環として、絆HDが選定した5社が共創活動の成果を発表しました。発表されたテーマは、IoTを活用した見守りサービスや波力発電、バイオテクノロジーに関するものです。これらのスタートアップは、約4ヶ月間にわたり、絆HDの社員と一緒にアイデアを練り上げ、実際の事業へとつなげるための検証を行いました。

発表企業一覧

- Yellow Duck株式会社

事業内容: 海洋再生可能エネルギーによる発電システムの開発
連携内容: 富山県射水市でのポータブル波力発電装置の実証実施。
登壇者: 中山繁生さん
(参考リンク: Yellow Duck)

- 株式会社otta

事業内容: スマート見守りシティプラットフォーム
連携内容: IoTを用いた地域参加型のタウンセキュリティを実現するための事業検証。
登壇者: 山本文和さん
(参考リンク: otta)

- 環境微生物研究所株式会社

事業内容: 自立運転可能なメタン発酵システム「エコスタンドアロン」の社会実装
連携内容: 資源循環型社会に向けた地域企業とのヒアリングを実施。
登壇者: 馬場保徳さん
(参考リンク: 環境微生物研究所)

- 株式会社きづなろ

事業内容: AIを用いた転倒防止システムの開発
連携内容: ヒアリングを通じて見守りサービスの事業検証を行う。
登壇者: 大槻知史さん
(参考リンク: きづなろ)

- 株式会社ヤモリ

事業内容: IoTを活用した見守りサービスの展開
連携内容: 賃貸物件として空き家を再生する事業を検討。
登壇者: 藤澤正太郎さん
(参考リンク: ヤモリ)

結び

発表会の最後には、絆HDの副社長、平田純一氏が登壇し、登壇企業への謝辞を述べました。彼は、スタートアップとの連携を通じた価値共創について、「我々とスタートアップの掛け合わせのなせる技である。今後も連携を深めていきたい」と強調しました。これからも地域発展に向けた取り組みが進められることが期待されます。各社の活動がさらなる成果を上げ、北陸地域のエネルギーと暮らしの未来を切り拓いていくことでしょう。