戦後80年の広島を伝える地図プロジェクト
広島県出身のアーティストとデザイナーのユニット、ckinoco(キノコ)が発起するプロジェクト『戦後80年、被爆と復興を経た広島の地図。被爆遺産に託された平和の願いを届けたい!被爆都市手帳ヒロシマ』が、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で始まりました。期間は2025年7月29日まで。原爆投下から80年となる広島の歴史にスポットを当てたこのプロジェクトは、被爆遺産を掲載した地図を製作します。
プロジェクトの背景
広島を訪れる観光客向けの地図やパンフレットは多く存在しますが、被爆の歴史やそれに影響された遺産を繋ぐ資料は不足していました。これに対し、プロジェクトチームは、過去と現在を結ぶ重要な資料として、1945年の被害状況と2025年の復興状況を示した地図を作成することを目指しています。この地図によって、被爆したものたちの存在を感じ、原爆の影響を理解しやすくするものにしたいという願いが込められています。
具体的な特徴と内容
「被爆都市手帳ヒロシマ」はA6サイズで、手のひらに収まるように設計されています。表面には1945年、裏面には2025年の地図を配置して、両者を比較しながら見ることができます。地図には、現存する被爆遺産—被爆樹木や被爆建物、被爆橋梁—がすべて記載され、街の復興の過程や平和都市としての活動も展示されます。また、二次元バーコードを利用して、被爆遺産の情報をGoogleマップで確認できる便利な機能も備わっています。
クラウドファンディングの概要
プロジェクトの成功のために、支援を募っています。リターンには、被爆都市手帳ヒロシマの日本語版または英語版、特別なポスター、さらにはスポンサープランで名を連ねるための折り鶴など、多様な特典が用意されています。支援者には感謝の気持ちを込めた最終活動報告も行われます。
まとめ
広島の過去と今を見つめ直し、そこに生きる私たちの平和に対する意識を高めるためのこのプロジェクト。「被爆都市手帳ヒロシマ」は、受け継がれるべき歴史を我々の目の前に提示してくれます。皆さんもこの重要なプロジェクトに関わり、一緒に広島の歴史と平和の願いを未来へと繋げる一助となりませんか?
プロジェクト詳細は
こちらからご覧いただけます。