星野之宣50周年記念
2025-05-29 18:23:55

漫画界の巨星・星野之宣、画業50周年を彩る特別出版と初の東京個展開催!

日本漫画界に輝く巨星、星野之宣氏が、この度デビュー50周年という記念すべき節目を迎えました。その長年の功績を称え、河出書房新社からは、氏の魅力を余すことなく伝える豪華記念本2冊が相次いで刊行され、読者からの熱い反響を呼んでいます。

まず注目すべきは、文藝別冊として発売される『総特集 星野之宣 大増補新版』です。これは、星野氏の画業を深く掘り下げた一冊で、既存の内容に加えて実に100ページもの大増補が施されています。ファン垂涎のコンテンツが満載で、最新のロングインタビューでは、50年間の創作秘話が語られます。さらに、漫画界のレジェンド、萩尾望都氏との奇跡的な描き下ろし合作漫画「渚にて」が初収録。宗像教授と阿修羅王のコラボレーションは、本書でしか味わえない貴重な体験となるでしょう。また、浦沢直樹氏への新規インタビューでは、星野作品に対する熱烈なリスペクトが明かされ、その筆致の凄まじさについて深く語られています。人気作品『海帝』や『宗像教授世界篇』の名場面のネームも特別公開され、完成版との比較から、氏の緻密な創作過程を垣間見ることができます。新発見の高校時代の漫画から主要50作品の解説、全作品リストに至るまで、氏の軌跡を多角的に辿る貴重な資料が凝縮されており、ファンならずともその芸術性に触れることができるでしょう。

もう一冊は、SF漫画の金字塔を打ち立てた星野氏の真髄を味わえる『星野之宣50周年珠玉SF選集 星芒』です。初期の傑作SF短編を中心に、「全人類が今こそ読むべき」と銘打たれた作品群が厳選されており、読者は本物のセンス・オブ・ワンダーを体験することができます。著者自身によるあとがきや、画業50年の足跡をたどる詳細な解説に加え、初公開となるスケッチブックからのラフ画やネームなど、未公開資料も多数収録されており、その創造性の源泉に迫ります。電子書籍版も同時発売されるため、より多くの読者がそのSF世界に没入できる機会が提供されます。

出版に留まらず、星野氏の50周年を祝う記念イベントとして、東京では初となる大規模な個展「星野之宣原画展」が開催中です。武蔵野市吉祥寺にあるリベストギャラリー創を舞台に、カラーイラストや漫画原稿といった直筆原画、さらには創作ノートやスケッチブックといった貴重な直筆資料が総計100点以上も展示されており、氏の作品世界を間近で体感することができます。会期は2025年5月23日から6月4日までで、入場は無料。さらに、この記念すべき期間中には、実に18年ぶりとなる待望のサイン会も実施されます。2025年6月1日(日)に同会場で開催されるこのサイン会は、ファンにとって直接氏と交流できる絶好の機会となるでしょう。会場では、星野氏の直筆原画の抽選販売や、諸星大二郎氏・萩尾望都氏とのコラボレーショングッズ、直筆サイン入り複製原画の受注販売など、限定アイテムも多数用意されており、記念のお土産選びも楽しめます。

星野之宣氏は1954年北海道生まれ。1975年に『鋼鉄のクイーン』でデビューし、同年『はるかなる朝』で手塚賞に入選という華々しいスタートを切りました。『宗像教授』シリーズ、『2001夜物語』、『妖女伝説』など数々の代表作を生み出し、星雲賞コミック部門や文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞するなど、その作品は国内外で高く評価されています。2009年には大英博物館で個展を開催するなど、国際的な活躍も目覚ましいものがあります。今回の50周年記念企画は、長年のファンはもちろん、これから星野作品に触れる人々にとっても、その壮大な世界観と揺るぎない画力、そして深い洞察力に満ちた物語を再発見し、新たな感動を覚える絶好の機会となるでしょう。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

会社情報

会社名
河出書房新社
住所
東京都新宿区東五軒町2-13
電話番号
03-3404-1201

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。