大阪ガスマーケティングが新築住宅向けアフターサービスを始動
大阪ガスマーケティング株式会社(OGM)は、住宅業界に新たな旋風を巻き起こそうとしています。このたび、同社は住宅販売業者を対象とした新サービス『住まいの安心サポート』を立ち上げ、新築戸建て住宅に特化したアフターサービスを提供します。このサービスは、住まいの維持管理をサポートし、入居者の生活を豊かにするために設計されています。
新サービス提供の背景
住居引き渡し後のアフターサービスは、住宅販売事業者が円滑に事業を進めるために欠かせないものです。お客さまの満足度を向上させるために、引き渡し後の迅速な対応が求められています。しかし、実際には、多岐にわたる住宅の不具合への対応や、専門的な人員の確保が企業にとっての課題となっています。
OGMは、これまでにエネルギー関連の提案やトラブル対応サービスを通じて、住空間との関係を深めてきました。新たに始まる『住まいの安心サポート』は、住宅販売業者のニーズに応える画期的な取り組みです。
サービス内容
このサービスでは、住宅のアフターサービスに必要な項目をパッケージとして提供します。具体的には、引き渡し後の10年間にわたり、定期的な訪問による点検を実施します。点検対象は、浴室や床下、外壁、屋根など多岐にわたります。また、エアコンなどの設備クリーニングも行われ、居住空間の快適性が保たれます。これに加え、住まいに関する困りごとの際には駆けつけサービスもあり、入居者は安心して生活できます。
さらに、居住者向けの専用アプリも提供され、住宅に関連したデータの閲覧が可能です。また、任意で住宅設備の延長保証サービスを選択することもできるため、より安心感を持って入居生活を楽しむことができます。アフターサービスは、大阪ガス住宅設備株式会社の研修を受けたスタッフが担当し、高いサービス品質が期待されています。
今後の展望
OGMは2033年までに、この新サービスを約1万件の住宅で導入することを目指しています。『住まいの安心サポート』は、ただのアフターサービスに留まらず、さらなるメンテナンスサービスの提供や他の住宅関連事業へのサービス展開も視野に入れています。これにより、顧客が安心して暮らせる住宅を提供することを目的としています。
お客さまのニーズの変化に柔軟に対応し、付加価値を提供するOGMの取り組みは、今後の住宅ビジネスにも大きな影響を与えるでしょう。新しい生活様式に適した安心な住空間の実現に向けて、OGMはさらに進化していくことが期待されています。
このように、大阪ガスマーケティングの『住まいの安心サポート』は、これからの新築住宅市場に新たな価値を生み出す重要な一歩といえるでしょう。