CJ ENMが発表した2025年の音楽事業戦略
CJ ENMは、音楽事業の新たな未来を提示するべく2025年に向けた戦略を発表しました。この発表は、Mnetの30周年を記念して行われ、グローバル展開を見据えた内容となっています。特に、音楽事業の強化を図るための「グローバルマルチレーベル」「グローバル制作スタジオ」「グローバルプラットフォーム」の三つの主要戦略が注目を集めています。
グローバルマルチレーベルの設立
CJ ENMは、日本のLAPONE ENTERTAINMENTを手本に、WAKEONEとの連携により、新たに国内外のアーティストとファンを結ぶグローバルマルチレーベルを設立する計画を示しました。この取り組みは、CJ ENMが推進するK-POPの影響力の拡大を目指し、国内外での認知度を向上させるための重要な一歩と考えられています。
グローバル制作スタジオの展開
続いて、グローバル制作スタジオの設立も発表されました。このスタジオはただK-POPにとどまらず、世界中のアーティストとのコラボレーションによる大型プロジェクトに力を入れることを目指しています。特に、国を超えたアーティストとの共同制作は、音楽界に新たな風を吹き込むことでしょう。
例としては、「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER」や「BOYS Ⅱ PLANET」といったプロジェクトが挙げられます。これらはいずれも、国際的なアートシーンや音楽業界に大きなインパクトを与えることが期待されています。
Mnet Plusの新展開
音楽コンテンツをさらに多様化させるため、Mnet Plusの強化も図られます。「SUMBAKKOKJIL」などの独自コンテンツに加え、K-POPに関連した様々なプログラムやイベントをオンラインでローンチし、ファンのニーズに応えようとしています。Mnet Plusは、ローンチから3年で2700万人の加入者を数え、急成長を遂げています。
このような急成長を背景に、さらに多彩なコンテンツを提供し、コミュニティを中心としたファンとの交流を促進する施策が用意されています。実際、4月には「Mnet Plus Merch」として新たなオンライン・オフラインのコマースも展開される予定です。
将来の展望
CJ ENM音楽コンテンツ事業本部長のシン・ヒョングァン氏は、音楽クリエイティブ・エコシステム(MCS)を構築し、アーティストの育成や中小事務所との協業を進めていく意向を示しています。この計画は、音楽事業の拡大につながるだけでなく、K-POPの国際的な文化的影響力をも高めることを目的としています。
また、音楽業界での新たなコミュニケーションのあり方を探る中で、ファンとアーティストの結びつきを強化し、永続的な関係を築くための取り組みも続けていくと発表されました。
CJ ENMは、音楽制作の力、プラットフォームの運営ノウハウ、アーティスト育成の経験を生かし、今後もK-POP界での影響力を高めることが期待されています。これからのCJ ENMの動きに、目が離せません。
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