桐蔭横浜大学と横浜創学館高等学校が高大連携を締結
2023年7月8日、神奈川の横浜にて桐蔭横浜大学と横浜創学館高等学校は高大連携協定の調印式を行いました。これは両校が協力し、学生や生徒の教育内容をさらに充実させることを目指しています。この新たなパートナーシップは、教育資源を相互に活用し、両校にとって多くのメリットをもたらすと期待されています。
協定内容の概要
新たに締結された連携協定には、以下のような具体的な協力事項が定められています:
1. 桐蔭横浜大学から横浜創学館高等学校への講師派遣。
2. 桐蔭横浜大学が開催する各種講座に横浜創学館高等学校の生徒が参加。
3. 横浜創学館高等学校の教育活動に対する桐蔭横浜大学の支援。
4. 教育に関する情報交換と交流の促進。
5. 横浜創学館高等学校の生徒の進学に向けた支援。
6. その他、両校の協議により合意された事項。
この協定は、桐蔭横浜大学の学長である森朋子さんと横浜創学館高等学校の校長、廣瀬裕さんが公式に署名したことで成立しました。
それぞれの学長の思い
桐蔭横浜大学の森学長は、「大学の4年間だけでは人材育成は完結しない」と述べ、高校から大学までの7年間で如何に学生の自律的な学びを促せるかが重要であると強調しました。また、横浜創学館高等学校の教育理念である「実学」の精神にも強く共感していると語り、この連携が両校にとっての新たな可能性を開くことを期待しています。
一方、横浜創学館高等学校の廣瀬校長は、校訓である「恒心…ゆるぎなく正しい心」の重要性に触れ、現代社会における正義の多様化にも言及しました。アリストテレスの「周囲を幸せにする力」という言葉を引用し、生徒たちがこの連携を通じて新たな価値を創造していくことを期待しています。
教育的意義と今後の展望
この高大連携により、両校の学生たちはさまざまな学びの機会を得ることができ、その結果として自己成長を促すことができるでしょう。また、桐蔭横浜大学が提供する各種講座に参加することで、横浜創学館高等学校の生徒たちが大学の雰囲気や学びのスタイルを体感することができ、将来の進学に向けた具体的なビジョンを描く手助けにもなると考えられます。
また、双方の教育者がその知識や経験を共有することで、教育内容の質の向上にも貢献することでしょう。次世代を担う人材育成を目指すこの連携は、今後の展開が非常に楽しみなものとなっています。
この新たな取り組みが、教員と生徒の双方にとって価値ある交流となり、地域社会に貢献できる教育環境が整うことを願ってやみません。