ヒップホップ愛とバズらせ理論！映像ディレクター「スラムリッチ」のクリエイティブな世界観に迫る！

ヒップホップ愛とバズらせ戦略！映像ディレクター「スラムリッチ」に迫る！

数々のYouTubeチャンネルやミュージックビデオを手掛け、今最も注目を集める映像ディレクター、スラムリッチ氏。その独創的な視点と、動画をバズらせる戦略に迫るインタビューを敢行しました。

中学時代の出会いから始まったヒップホップへの情熱

スラムリッチ氏のヒップホップとの出会いは、中学時代。Dragon Ashの楽曲をきっかけに、その世界観に魅了されたといいます。不登校気味だった彼にとって、ヒップホップは自分自身を肯定してくれる存在だったと振り返ります。この経験が、現在の活動の原動力になっていることは想像に難くありません。

映像制作への道：SNSを武器に掴んだチャンス

趣味で始めた愛車の撮影から、ラッパーのミュージックビデオ制作へと繋がったスラムリッチ氏。SNSで無料制作を告知したところ、埼玉のラッパーグループMandallaからオファーを受け、初作品となる「3RD IMPACT」が制作されました。この作品は大きな反響を呼び、彼を映像制作の道へと導く転機となりました。独学で学んだ映像技術と編集スキルは、現在も彼のクリエイティブな表現を支えています。

A$AP RockyやCole Bennettからの影響

スラムリッチ氏の映像制作に影響を与えたアーティストとして、A$AP RockyやCole Bennett、Director Xといった世界的アーティストの名前が挙がりました。彼らのサイケデリックでコミカルな演出は、スラムリッチ氏の作品にも色濃く反映されています。単なる映像制作にとどまらず、アートとしての自己表現を追求する姿勢が垣間見えます。

YouTube動画制作におけるバズ戦略

YouTubeチャンネルの企画においては、トレンドを意識しつつも、視聴者が求める「ある程度想像できる王道」を追求することが重要だと語ります。オリジナル過ぎる企画はリスクが高いと経験から学び、視聴者の行動習慣を分析し戦略を立てている点が、彼の成功の秘訣と言えるでしょう。

ケンカバトルロワイヤルの誕生秘話

人気YouTubeチャンネル「ケンカバトルロワイヤル」は、ある意味偶然の産物でした。別のYouTubeチャンネル運営からの派生企画として始まったこの番組は、SATORU氏やバン仲村氏ら個性的な出演者との出会い、そして彼らを取り巻くドラマによって、大きな成功を収めました。スラムリッチ氏は、格闘技に詳しくないがゆえに生まれた独特なルール設定が、かえって視聴者の心を掴んだと分析しています。

国際的な視点：TOKYO DRILL

「TOKYO DRILL」は、日本のドリルシーンを世界に発信するための企画です。イギリスのドリルシーンとの繋がりや、日本のアニメ文化がイギリスのファッションに影響を与えているという興味深い視点は、グローバルな視点を持つスラムリッチ氏ならではでしょう。今後も更なる国際的な展開が期待されます。

若手アーティストとの協働

スラムリッチ氏は、若手アーティストとの協働を積極的に行っています。ベテランアーティストには固有のこだわりがあるため、ディレクションが難しいという経験から、若手アーティストとの仕事に集中しているそうです。スタジオ撮影を取り入れることで、既存のヒップホップミュージックビデオとは異なる、ユニークで印象的な作品を制作しています。