介護送迎業務の新たな基盤「KAISO」とは
介護業界では、送迎業務が重要な役割を果たしています。しかし、この送迎業務においては十分に説明責任が果たされていない現状が浮き彫りになっていました。そこで、アプキー合同会社が開発を進める介護保険制度特化型業務管理システム「KAISO」が登場します。
説明できないリスクを解消するシステム
介護送迎はただの移動手段ではなく、介護サービス全体の一部として重要な位置付けが必要です。介護保険制度に基づくこの業務には、利用者の希望や職員の判断が関連してきますが、現場では以下のような問題点が存在していました。
- - 判断経緯が個人の記憶に依存するため曖昧になる。
- - 実地指導や監査時に迅速に説明できる資料が不足。
- - 「誰が決めたのか」が追えない状況がある。
これらの課題に対して、KAISOはシステム設計から改善を図るアプローチをとります。特に監査や実地指導に耐えうる管理基盤を目指しており、これまでのオペレーション中心ではなく、しっかりとした記録基盤の確立が重要です。
KAISOの三つの特長
KAISOには3つの主要な特長があります。
1. 判断責任の明確な分離
システムは利用者が「希望」を申し出るだけの構造となっています。そしてドライバーは指示された内容を実行し、記録します。すべての送迎調整や判断は、管理者が責任を持って行うため、常に「誰が判断したか」がクリアにわかる仕組みです。
2. 確定後の実績は改変不可
確定した送迎実績は参照専用となり、後からの編集や再計算ができません。これにより、職員の口頭説明ではなく、記録そのものが監査における説明資料として機能します。
3. 制度運用に沿ったユーザーインターフェース
KAISOでは「予約」や「即時確定」という言葉を使わず、介護保険制度に基づいた「希望申出」や「調整」、「案内」といったプロセスを採用しています。この設計により、利用者と職員の両方が制度を誤解せずに利用できるよう配慮されています。
現状の進捗と今後の展開
アプキー合同会社は、通所介護事業者を主なターゲットとして、KAISOの実運用を想定した検証・調整を行っています。正式な提供開始時期やさらなる詳細は今後アナウンスされる予定です。
アプキー合同会社のご紹介
アプキー合同会社は、東京都中央区に本社を構えるテックカンパニーで、15年以上の業務システムや管理システムの開発経験を有しています。現場で実際に使えるデジタルトランスフォーメーション(DX)が同社の強みです。
今後も、介護保険制度や福祉有償運送制度に対応したシステム開発を進めていくことで、より良い介護サービスの提供に貢献していく所存です。KAISOが介護業界に与える影響は決して小さくないでしょう。その進化に期待が寄せられています。