ARで地震危険度を可視化
2012-05-30 14:00:01
AR技術で地震危険度を可視化するアプリが登場!
AR技術で地震危険度を可視化するアプリ「ARハザードスコープLite」が無償リリース
株式会社キャドセンターが新たに発表したアプリ「ARハザードスコープLite」が、地震に関する危険度をAR技術で可視化し、ユーザーに提供します。このアプリは、AppleのiPhone向けに開発され、GPS情報を基にしたリアルタイムな防災情報を実際の風景に重ねて表示するという画期的な機能を備えています。
ARハザードスコープとは?
「ARハザードスコープLite」は、実写映像にお気軽に防災情報を重ねて表示コンシューマー向けに無償提供される珍しいアプリです。これまで、自治体や学術機関向けに多くの評価を受けた機能を一般の人々にも利用できるようにしたもので、特に関心を集めています。
このアプリは、GPSや電子コンパスを使用し、撮影された映像に現在地の危険度情報をリアルタイムでオーバーレイ表示します。これにより、ユーザーは自分の周囲の状況を直感的に把握できるようになります。
主な機能
「ARハザードスコープLite」では、三つの重要な情報を取得できます。
1. 建物倒壊危険度: 建物の種類や構造、築年数などを考慮し、地震による倒壊や傾き具合に基づく危険度を5段階の色分けで表示します。
2. 火災危険度: 火気や電気器具の出火率などを基に算出された出火危険度を色分けし、地震による延焼の可能性も考慮して表示します。
3. 避難所位置情報: 災害時に必要となる避難所の場所を示し、自分の位置から最寄りまでの距離と方向を矢印で表示します。
これらの情報は、東京都の災害関連データに基づいており、非常に信頼性の高いものとなっています。
利用シーン
このアプリは、多様な利用シーンが想定されており、学術研究、自治体の減災対策、教育機関での防災教育さらには地域での防災イベントなどに役立つと考えられています。また、ハザードマップの可視化手法としても重宝されています。今後はAndroid版も開発される予定です。
会社の概要
キャドセンターは、高度な3Dビジュアライゼーション技術を軸に、ARソリューションだけでなく、CG/VRコンテンツや様々なビジュアルソリューションを提供している企業です。この技術を防災分野に応用することで、より多くの人々に安全意識を高めてもらうことを目指しています。
まとめ
地震や火災に備えるための「ARハザードスコープLite」は、直感的に防災情報を把握できるだけでなく、個々の安全意識を高める強力なツールです。今すぐ、App Storeから無償ダウンロードして、身近な防災情報を手に入れましょう。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 キャドセンター
- 住所
- 東京都港区芝2-1-28芝アネックスビル3F
- 電話番号
-
03-6699-0181