岡山大学の高等先鋭研究院に属する文明動態学研究所(RIDC)は、2025年4月16日(水)に第44回RIDCマンスリー研究セミナーを開催します。このセミナーは、「都道府県議会議員の実態を探る-政策関心のヴァリエーションを可視化する-」をテーマに、オンラインで行われる予定です。
このセミナーは、地方議会議員の政策に対する関心を深掘りすることを目的としています。最近の研究では、自治体の予算削減や地域課題の多様化が進む中で、地方議会の役割の重要性が増してきたと指摘されています。この背景には、地方議会における意思決定の重要性があるため、今回のセミナーが注目を集めています。
スピーカーは、高知県立大学の吐合大祐講師で、これまでの研究成果をもとに、都道府県議会議員の活動実態や政策への関心について詳しく語ります。特に、地域住民の問題意識にどう向き合うべきか、またそれに対する地方議員の実務的なアプローチについて探ります。
セミナーは一般公開されており、興味を持つ方であれば誰でも参加が可能です。参加希望者は、2025年4月15日(火)12:00までに、指定のURLから申し込みを行う必要があります。申し込み後、参加用のZoomリンクが送付される仕組みです。
このRIDCマンスリー研究セミナーは、国立大学法人岡山大学が運営するもので、地域中核・特色ある研究大学としての機能を果たしています。この取り組みを通じて、大学は地域の問題解決に寄与しつつ、深い学問の探求に繋がる空間を生み出しています。
地方議会は、時に「なり手不足」や「投票率の低下」といった課題に直面していますが、このような状況下でも地域課題に応える力を持つべきです。本セミナーは、その道筋を探る貴重な機会となることでしょう。
地域に根ざした公共政策に対する認識を深め、実効性のある議論を展開するために、皆様の参加をお待ちしております。なお、オンラインでの実施により、全国どこからでも参加可能です。セミナー後には質疑応答の時間も設けられ、参加者が直接質問し、議論を深めることができる場となっています。
岡山大学の目指す理念である「共育共創」活動の一環として、地元の問題に対してどのようにアプローチするかを共有するこの機会を、ぜひお見逃しなく。詳細は公式サイトをご確認ください。