賃上げの意識調査
2026-04-07 15:47:29

賃上げに対する複雑な意識、期待と限界認識の共存

賃上げに対する複雑な意識、期待と限界認識の共存



最近、東京都渋谷区に本社を置く株式会社コーナーが実施した「ベースアップに関する意識調査」では、賃上げに対するビジネスパーソンの認識が多様であることが示されました。この調査は、企業に勤める20代から60代のビジネスパーソン1236名を対象に行われ、賃上げが受け入れられる背景や動機、さらにはその受け止め方に関する情報を収集しました。

調査結果の概要


調査の結果、賃上げ後の意識にはさまざまな変化が現れ、「期待が高まった」や「仕事の意欲が上がった」といったポジティブな反応が見られる一方で、「特に変化はない」や「これ以上上がらない」といった否定的な認識を持つ層も存在していることが明らかになりました。

1. 賃上げに対する受け止め方の多様性
働く人々の賃上げに対する意識は均一ではなく、受け止め方に大きなばらつきがありました。特に「これ以上上がらない」という限界認識を持つ人々が一定数存在し、彼らはキャリアの選択肢として転職を考える傾向にもあることが分かっています。賃上げが常に前向きな期待につながるわけではなく、受け取る側にはさまざまな感情が存在するようです。

2. 納得度と未来への期待感
調査で得られたデータによると、賃上げに納得していない人々の間では「これ以上は上がらない」との意思が強く、転職意向も高まる傾向が見られることが判明しました。これは、賃上げが単なる金額の増加に過ぎず、労働者が企業に対して持つ期待が裏切られていると感じていることを示唆しています。

3. 説明の有無がもたらす納得度の差
賃上げ額についても、説明が伴うかどうかで納得感は大きく異なることが調査から分かりました。同じ金額の賃上げでも、背景や理由が説明されれば満足度が高く、説明がない場合は不満がたまることが多いようです。このことから、賃上げを考慮する際には金額だけでなく、労働者が納得できるようなコミュニケーションの重要性が浮き彫りになっています。

専門家の視点


調査を行った株式会社コーナーの代表取締役CHROである門馬貴裕氏は、「賃上げを単なる金額の増減としてではなく、従業員がどのように自分を扱われているかを感じ取る重要なメッセージとして認識している可能性がある」と説明しています。賃上げを行う企業は、背景や意図を十分に伝える必要があり、金額以外の“期待設計”や“意味づけ”に注力することが求められています。

調査の詳細


今回の意識調査は、2026年2月27日から3月2日にかけて実施され、日本国内で企業に就業中の20〜60代の男女を対象としました。調査には1236名が参加し、Webアンケート方式で実施されました。調査結果は今後の人事戦略における重要なリソースとして活用されることが期待されています。

結論


賃上げにおける意識の多様性を理解することは、企業が労働者との信頼関係を築くための重要なステップとなります。金額だけではなく、その内容や意味をきちんと伝えることで、より良い職場環境が実現できるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社コーナー
住所
東京都渋谷区渋谷1-1-3第35荒井ビル 8・9F
電話番号
03-3400-1231

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