東京都江戸川区の子ども食堂が存続の危機
東京都江戸川区で活動するNPO法人「らいおんはーと」が、365日間休むことなく子どもたちに安心できる居場所を提供する子ども食堂の存続危機に直面しています。これまで地域の方々に支えられてきた同法人ですが、運営拠点の提供が終了することで新たな運営費が発生し、2026年までに資金が尽きてしまう可能性が出てきています。この危機を乗り越えるため、初めてのクラウドファンディングをスタートしました。
「おかえり」と言える場所の必要性
「らいおんはーと」の活動は、子どもたちが「おかえり」と安心して言える場所を提供することです。毎日温かい食事を提供し、学習や就労の支援も無償で行っています。実際には多くのスタッフがボランティアで活動しており、食材も地域からの寄付によって賄われています。今、私たちは運営費の崖に立たされており、この灯が消えるわけにはいきません。
克服すべき課題
新しい拠点では月30万円(家賃・光熱費)という継続的な経費が必要になり、このままの収支では2026年1月には活動資金が尽きてしまいます。この背景には、一般的には見過ごされがちな、困難を抱える子どもたちの現実があります。
子どもたちが苦しむ現状
- - 教育格差の拡大: 経済的な苦境により、塾や習い事に通えず、将来の選択肢が狭まる子どもたちが増加しています。
- - 孤立とコミュニケーション不足: 親の多忙化や家庭内の問題により、温かい対話の場が失われ、子どもたちが孤立してしまう事例も。
- - 安全なコミュニティの欠如: 不登校や社会に適応できない子どもが家庭でも学校でもない居場所を持たず、危険な場所に流れ込むことがあります。
このような「見過ごされた闇」にいる子どもたちのセーフティネットとなることが、私たち「らいおんはーと」の使命です。
存続のチャンス
この危機を乗り越え、同時に子どもたちの支援を強化する機会と捉え、365日・24時間体制の「緊急対応型子ども食堂」の実現を目指します。過去7年間にも、約4人の女子小中高生が「家にいたくない」と語り、緊急避難を強いられた経験があります。これらの事件は、単なる食事の提供では済まされない深刻な現実を知らせています。
地域とつながる力
私たちは、地域に根差したNPOとして、医療機関や他の支援団体との強いつながりを持っており、危機に直面した子どもたちへの迅速な対応が可能です。温かいコミュニティを礎にし、子どもたちの心のケアを行うことを目指しています。
クラウドファンディングの詳細
この非常に重要なプロジェクトのために、私たちはクラウドファンディングを実施します。募集期間は2025年12月12日から2026年1月31日まで、目標金額は300万円です。この資金は新拠点の運営費(家賃・光熱費)に充てられ、持続可能な運営体制を整えるために必要です。
NPO法人らいおんはーとの理念
VISIONは「すべての子ども達に豊かで幸せな人生を」と掲げ、江戸川区で活動しています。これからも子どもたちにとっての居場所を守り続けます。
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協力してくださる皆さんの温かい支援を心よりお待ちしております。