大阪・関西万博に登場！昆虫食ブースが魅力を伝える

大阪・関西万博で昆虫食の魅力を発信！

この度、奈良県に本拠を置く近畿大学発のベンチャー企業、株式会社POIは、大阪・関西万博に特設ブースを構え、昆虫食への理解と関心を促進するために出展しました。普及に向けたアプローチとして、注目を集める存在であるインフルエンサーの敢氏がスペシャルアンバサダーとして参加し、多くの来場者と交流しました。

幅広い昆虫商品の紹介

株式会社POIが出展したブースでは、これまでに製造された多様な昆虫食商品を展示。フライドコオロギやフライドスズメバチといった人気商品に加え、枚方市と共創で開発した「枚方産・セミの幼虫」や、著名ベーシストである今沢カゲロウ氏がプロデュースした「カメムシふりかけ・カメロウ」など、ユニークで注目すべき商品が紹介されました。さらに、著名人からのメッセージもブース内で公開され、来場者の興味を引きました。

昆虫食の講演と体験

万博では、昆虫食に特化した講座が開催され、昆虫食の意義や可能性が解説されました。また、日本や世界における伝統的な食文化としての位置づけや、SDGs（持続可能な開発目標）への貢献に関する話題も取り上げられ、参加者の意識を高める内容となりました。

来訪者は特に、コオロギ以外の昆虫の栄養価や味に興味を持っており、多くの人が説明に耳を傾けている姿が印象的でした。昆虫食が持つ健康面での利点や環境への配慮についての関心が高まり、参加者の間で熱心な議論が交わされました。

次のステップはエコな探検へ

万博での体験を経て、株式会社POIは今夏、ひらかた万博パビリオン事業として、「セミ採取でSDGsを体感しよう！～未来の食料資源を見つけるエコな探検～」を大阪府立山田池公園で開催する予定です。枚方市から全面的な協力を受け、地域との結びつきを強めながら、昆虫食の魅力を広めていく活動を続けていきます。

再考する食文化

敢（かん）氏は、食事が健康や美容に与える影響について多くの学びを経て、昆虫食に出会ったと話します。最初は謙遜的な認識があったものの、実際に試食するとその味わいに感嘆し、重要な食材としての存在に気づいたそうです。彼は、「ぜひ一度試してみてほしい」と、多くの人々に昆虫食の楽しさを伝えています。

株式会社POIの信念

清水代表は、昆虫食業界が厳しい状況に置かれる中でも、昆虫食の本質的な価値を追求し続けてきた意義を再確認しました。「万博への出展は一つのマイルストーンですが、地道な活動の重要性を再認識しました」と述べ、参加者にキラリとした目で今後の活動への意気込みを表しました。

多くの来場者に昆虫食の魅力が伝わったことは、弊社にとって非常に価値ある経験であり、今後も継続して活動を進めていく所存です。