Nexthinkが新たに提供する「Mobile Experience」とは
デジタル従業員エクスペリエンス(DEX)を管理する分野のリーダー企業であるNexthinkが、AndroidとiOSデバイス向けの新しいソリューション「Mobile Experience」を発表しました。この革新的なプラットフォームは、従業員のモバイル環境での体験をリアルタイムで把握し、改善することを可能にします。特に企業における働き方の多様化とデジタル化の進展に伴い、IT部門の重要性は増していますが、モバイルデバイスの実際の利用状況を把握することが難しいという課題が存在します。そこで、このMobile Experienceが新たなソリューションとして登場しました。
モバイルデバイスにおける従業員の体験向上
現在、製造業や物流、小売、医療など多くの業界で、スマートフォンやタブレットが主要な業務デバイスとしての地位を確立しつつあります。しかし、従業員がモバイルデバイスを使用している実態をIT管理者は十分には把握できず、問題が発生してから対処が始まるという現実があります。このような「後追い対応」では、業務の停滞やIT担当者の負担が増大することがしばしばあります。
このMobile Experienceは、Nexthink Infinityプラットフォームと連携し、モバイル環境の利用状況や問題点をリアルタイムで可視化します。主な機能には、デバイス性能の早期検知、接続トラブルの根本原因特定、コンプライアンス・セキュリティの把握、端末更新の最適化、そしてモバイルアプリの利用状況とリスクを可視化する機能があります。
包括的なDEX管理の実現
さらに、Nexthinkは昨年、仮想デスクトップ環境の利用体験を可視化する「VDI Experience」を提供しており、これに新たにMobile Experienceが加わることで、PC、仮想デスクトップ、モバイルデバイスを横断的に管理できる包括的なDEX管理が可能になります。これにより、さまざまな働き方やデバイスを通じて、IT部門が従業員の支援をより効果的に行えます。
Nexthinkの最高製品責任者であるSamuele Gantner氏は、従業員の主要な業務デバイスがPCからモバイルへと変遷している現状を受け、従来のUEMツールでは業務遂行の有無を十分に把握できないと指摘しています。Mobile Experienceにより、IT部門は包括的な可視性を獲得し、後追いから事前予防型の運用へと進化できると強調しています。
日本市場への取り組み
Nexthinkジャパンのプレジデント萩野武志氏は、日本でも特に現場でのモバイルデバイス利用が急速に進んでいることを強調し、その利用状況や課題を十分に把握できていないケースがあると述べています。Mobile Experienceは、IT運用の効率を向上させただけでなく、企業内の生産性向上をも支援することが期待されます。これにより、問題が発生した後の対応から、予防的な運用への転換を実現し、日本の情報システム部門が抱えるさまざまな課題の解決にも寄与するとしています。
最後に
Nexthinkは、従業員がIT環境を通じて得る体験、つまりDEXの重要性をますます高めています。Mobile Experienceの導入によって、IT部門の運用効率が向上し、従業員の生産性と満足度を同時に向上させることが期待されています。未来の働き方において、IT環境 (デバイス・アプリ・ネットワーク)の質を維持・向上させるためには、こうした新しいテクノロジーが不可欠です。