特定技能外国人材が赤十字病院へ!ONODERA USER RUNの挑戦が新たな地平を切り開く
株式会社ONODERA USER RUN(以下「OUR」)が運営する教育機関で育成された特定技能外国人材が、国内史上初となる快挙を達成。認可法人「日本赤十字社」の「置戸赤十字病院」に入職を果たしました。
7月1日に行われた入職式には、OUR代表取締役社長 加藤 順氏も出席し、この歴史的な瞬間を祝いました。
医療現場の課題解決へ、外国人材が新たな力に
置戸赤十字病院では、これまで高校生や専門学校生を中心とした新卒採用を行ってきましたが、近年は人材不足が深刻化。外国人材の採用を検討するも、応募者が集まらず、課題を抱えていました。
そこで、病院は全国の赤十字病院で初めて、特定技能外国人材の採用に踏み切ったのです。入職したのは、ミャンマー出身のアンナさんとウーさん(仮名)の2人。看護助手として、患者様の食事補助や介助など、病院の重要な役割を担います。
丁寧な準備とサポートで、安心して働ける環境を整備
置戸赤十字病院は、外国人材を受け入れるために、綿密な準備を進めてきました。OUR人材が道内の施設で活躍する様子を見学し、職場環境や必要なサポートについて理解を深めました。
入職前には、2人に対して日本語や日本文化に関する教育を実施。入職後も、先輩職員によるマンツーマン指導のプリセプター制度を導入し、安心して業務に取り組める環境を整えています。
介護の仕事への情熱と、日本での夢を叶える
アンナさんとウーさんは、ともに故郷で家族の世話をする経験を通して、介護の仕事にやりがいを感じていました。特にウーさんは、日本の文化に魅了され、日本で働きたいという強い想いから、OURミャンマーアカデミーに入学。介護の専門知識や日本語、日本文化を学び、夢の実現に向けて準備を進めてきました。
2人は、日本で働くことに不安はなく、日本語を習得するとともに、職場の仲間との良好な人間関係を築きたいと考えています。1年後には業務で独り立ちし、将来的には介護福祉士の資格取得を目指しています。
人材不足解消への貢献、さらなる挑戦へ
OURは、自社で育成した人材が認可法人へ初めて採用されたことを機に、特定技能のリーディングカンパニーとして、人材不足が深刻化する医療・福祉分野への貢献を強化していきます。
OURは、アジア4カ国で自社の教育機関を運営し、学生に対して教育、寮、食事、仕事紹介など、入社後の定着支援まで全て無償で提供しています。この無償提供は、学生の経済状況や地域に関係なく、意欲と能力のある人材を育成することを可能にするだけでなく、学習態度や適性に基づいたスクリーニングを実施することで、定着率の高い人材を紹介することを可能にしています。
2018年から海外で教育を開始し、これまで5,828人の若者に教育を提供。そのうち3,784人が内定を獲得し、2,942人が日本で就労しています。OURは、今後も外国人材と雇用側の双方にメリットのあるスキームを通じて、特定技能外国人材の雇用拡大に貢献していきます。