地域活性化プロジェクト
2023-06-22 11:24:05

奈良県御杖村の古民家をリノベーション!SDGsに挑む地域活性化プロジェクト

伝統的な古民家が新たな価値を生む



奈良県宇陀郡御杖村で、株式会社吉武工務店が築152年の古民家のフルリノベーションを行い、田舎暮らしの体験宿泊モデルハウス『Yoshitake村御杖』が完成しました。このプロジェクトは単に古民家を再生するだけでなく、地域の過疎化問題に対する一つの解決策です。

古民家の現状とリノベーションの意義



近年、日本各地で過疎化が進行しており、奈良県御杖村も例外ではありません。地域に眠っている空き家や老朽化した家屋が課題となっている中、吉武工務店は古民家の再利用を通じて、地域活性化を促進する重要性を強調しています。

このリノベーションにより、3700万円という費用をかけて外観の改修や内装の更新が施され、ユニークな宿泊施設が誕生しました。特徴的なのは、浴室棟の新設や、茅葺屋根の復元など、日本の伝統工法を活かした細部にわたる配慮です。

『Yoshitake村御杖』の魅力



新たに設けられたモデルハウスは、約700坪の敷地に広がり、グランピング施設や農園、BBQ広場といった多様なレクリエーションの要素を取り入れています。また、平屋建ての宿泊施設は約85坪の広さを持ち、薪ストーブやバーカウンター、さらには多人数を受け入れられるスペースが準備されています。

特に注目すべきは、露天風呂やサウナ、ドラム缶の水風呂を備えた浴室棟です。これにより、訪れる人々は都会の喧騒を離れ、自然の中で心身ともにリフレッシュできることでしょう。

地域活性化の取り組み



吉武工務店は、御杖村の過疎化問題に真剣に向き合い、住宅の老朽化に着目。古民家再生を通じて地域に新たなビジネス機会を提供する試みは、企業の保養所としての活用や二拠点生活を可能にし、地域への企業進出を促します。実際、古民家での研修施設としての活用例もあり、企業文化の改善や効率的なコミュニケーションの一環としても喜ばれています。

ユーザー体験を提供するイベント



完成イベントは、2023年7月8日(土)に開催され、午前中にはオープニングセレモニーが行われるほか、古民家の見学会やお餅つき大会、サンプル体験を通じて参加者に積極的に古民家の魅力を伝えます。参加は無料ですが、完全予約制となっており、先着30名までとなります。

このプロジェクトは、古民家再生だけでなく、地域の文化と価値を再確認し、未来へ向けての持続可能な地域づくりを目指します。御杖村の美しい自然や古民家の歴史に触れ、あなたもこの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
株式会社 吉武工務店
住所
大阪府東大阪市池島町1-6-52
電話番号
072-985-7171

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。