World Cancer Week 2026の目的
一般社団法人CancerXが主催する「World Cancer Week 2026」は、がんに関するさまざまな社会的課題を幅広く議論するためのオンラインカンファレンスです。2026年1月31日から2月4日までの5日間、専門家や関係者が一堂に会し、がんを単なる医療の問題ではなく、教育や福祉、災害時の対応など多様な視点から検討します。
現在、がんは医療の枠を越えた問題として捉えられるべきだと言われています。災害による孤立や国民皆保険の限界、教育現場での課題など、自然災害や社会的な歪みががん問題に与える影響は無視できません。このカンファレンスでは、
産学官民のリーダーたちが集まり、解決策を模索します。
注目のセッション
1.
CancerXがん検診
「無関心と受けにくさの壁を超えるには?」がん検診に対する無関心や心理的な障壁を探るセッションです。行動科学や臨床医、企業担当者が集まり、がん検診をポジティブな選択肢として捉えられるような方法を議論します。 これにより、参加者はがん検診に向かう一歩を踏み出すきっかけを得ることができるでしょう。
2.
CancerXがん教育
「知る」を超えた「まなび」の大切さについて。がんについての知識は重要ですが、その知識をどのように日常生活に活かせるかという視点を重視した対話が行われます。教育現場とコミュニティの実践者が参加し、理解を深める方法を探ります。
3.
いのち/死生観
このセッションでは、生と死について考える場を提供します。自分が何を大切にして生きるのかを見つめ直す時間を持ち、個々人がいのちについて深く考えられるきっかけを提供します。
4.
災害時のがん医療
災害における在宅医療について、行政や医療者が集まり、支え合うための実践を探ります。特に子供や女性患者に特有の視点を取り入れて、制度の隙間を埋めるための方策について議論します。
5.
医療経済
「痛い人」と「痛くない人」の視点から国民皆保険の深い溝について深掘りします。難病やがんサバイバー、財務省の担当者が対話し、制度の持続可能性について問い直します。
開催概要
- - イベント名: World Cancer Week 2026
- - 日時: 2026年1月31日(土)~2月4日(水)
- - 対象: がん当事者、ご家族、医療従事者、教育関係者など
- - 参加費: 一般参加者 1,500円(通常 3,000円)、当事者・学生 1,000円(通常 2,000円)
参加者には、期間中の全セッションの視聴が可能であり、後日アーカイブ視聴も提供されます。早割チケットは1月9日まで販売されているため、興味を持たれる方は早めの申し込みをお勧めします。
このカンファレンスは、がんについての対話を深めるだけでなく、社会全体の意識を変える重要なイベントとなることでしょう。
詳細については、
こちらの公式サイトをご覧ください。