奈良県での養護教諭向け研修が成功裏に実施
2023年1月29日、奈良県高等学校等養護教育研究会が主催し、奈良県内の公立および私立高等学校、特別支援学校の養護教諭を対象に、ICTを活用した新たな教育手法についての研修が行われました。この研修では、デジタルハリウッド株式会社が担当し、特に「Canva」や「生成AI」の活用法に焦点を当てました。本記事では、研修の詳細とその意義についてお伝えします。
特別授業の背景
教育界では、近年デジタル化が急速に進んでおり、教育DXの推進が重要視されています。しかし、養護教諭は保健室に常駐するため、ICT機器の使い方を学ぶ機会が限られることが多いという課題があります。これに対処すべく、デジタルハリウッドアカデミーがキーパーソンとなり、この研修を実施しました。
研修では、講師の萩原ちはる氏がCanvaの効果的な使用法やGeminiの扱いについて具体的なテクニックを紹介しました。また、実践的な内容を重視して、参加者は「保健だより」をCanvaで制作するワークショップも行いました。この活動によって、ICTスキルの向上だけでなく、教育現場で具体的に役立てる方法を身につけることが期待されました。
本研修の概要
本研修には約60名の養護教諭が参加し、80分間のプログラムが実施されました。参加者は会場に集まり、オンラインで講師が接続する形で行われました。ICTリテラシーの向上を図るこの研修は、保健室での実践的な活用を目的としています。
研修のポイント
特に注目すべきは、参加者が日常的に行う「保健だより」の作成にCanvaを利用する機会が設けられたことです。この活動を通じて、Canvaの便利さを実感するとともに、生成AIを操作することで生徒への情報提供やコミュニケーションがより円滑になることが期待されています。このように、他の教育機関でも応用できるワークショップを検討していきたいですね。
受講者の反応
受講者からは、「今後業務に役立つと感じた」、「Canvaを使いたい」などの肯定的な反応が多く寄せられました。中には、興味はあったが使い方に不安を持っていた参加者が、研修を通じて自信を持てるようになったとの声もありました。特にGeminiへの興味が高まり、94.8%の受講者が使用を希望するなど、学びの成果が実感された研修となりました。
研修の意義と今後の展開
奈良県教育研究所の中尾考周副主幹も、参加者が意欲的に取り組む姿勢を評価し、今後の研修に向けた期待を寄せています。このような実践的かつ参加者の業務に直結する内容が、ICT教育の普及に大きな役割を果たすことになるでしょう。
デジタルハリウッドアカデミーは今後も、全国の教育委員会や学校と連携しながらデジタル教育の促進を図っていく方針です。教育DXによって、全国の学校が新たな学びの場を創造することに期待が高まっています。
デジタルハリウッドアカデミーでは、学校のニーズに応じた様々な支援を行っており、今後も積極的にデジタルツールの研修を提供していきます。
このような取り組みが、控えめながらも確実な利便性を教育界にもたらすことを願っています。