山形の伝統を未来へ繋ぐ「やまがた舞子プレミアムカードNFT」の発行が決定

山形の新たな試み「やまがた舞子プレミアムカードNFT」

東武トップツアーズ株式会社が、山形の伝統文化を体験できる新たなプロジェクト「やまがた舞子プレミアムカードNFT」を発表しました。このサービスは、2025年8月8日（金）からスタートし、全11種類のNFT（非代替性トークン）が用意されています。ほかの地方とは一線を画す、独特の文化を持つ山形県において、この試みは地域の魅力をさらに高めることが期待されています。

「やまがた舞子」とは、踊りや唄、三味線など、日々の稽古を重ねながら山形の伝統芸能を継承し、振興に努める若き担い手たちのことです。彼らは観光客におもてなしを提供し、地域活性化の一翼を担っています。このNFTプロジェクトは、舞子たちの文化的価値をデジタル技術と組み合わせ、新しい価値を生み出すことを目的としています。

NFTの発行とその利用法

「やまがた舞子プレミアムカードNFT」を手に入れる方法は、道の駅寒河江チェリーランドで山形名物の「さくらんぼのたまご」を購入し、同封されたQRコードを読み込むことです。すると、全11種類のNFTの中からランダムで1枚が発行されます。このNFTを保有することで、特別なコミュニティにアクセスでき、舞子たちとの交流が実現します。

さらに、このコミュニティを通じて、お土産にまつわるエピソードや山形の地域限定情報が受け取れる他、舞子たちの活動報告や告知、さらには舞子のショートムービーやイベントのライブ配信など、様々なコンテンツが提供される予定です。

このように、単なるお土産を超えた体験価値が生まれることにより、紙のご当地土産では実現できなかった新しい形の地域振興が期待されます。NFT技術を駆使することで、これまでにない観光資源としての高付加価値化にも寄与すると考えられます。

地域創生の先駆けとして

本プロジェクトは、東武トップツアーズ株式会社、株式会社チェリーランドさがえ、そして日本最大級のNFTマーケット「HEXA」を運営するメディアエクイティ株式会社との連携によって実現しました。これにより、地域産業との融合が促進され、デジタル時代における地域の魅力を発信し続けることが可能になります。

福島県のお菓子である「さくらんぼのたまご」と、その背景にある文化・歴史を理解しつつ、地域の発展に寄与する取り組みが進められているのです。今後、NFTが地域創生の重要なツールとなりうることに期待が寄せられます。