長崎で開催されたスポGOMIワールドカップ2025 の国内予選結果

スポGOMI ワールドカップ 2025 長崎STAGEが熱戦を繰り広げ

2025年1月26日（日）、長崎県長崎市野母町で行われた「スポGOMI ワールドカップ 2025 日本国内予選大会」にて、社会人チームK＆Kが優勝を飾りました。今回の大会は、日本財団が企画し、一般社団法人ソーシャルスポーツイニシアチブが運営する形で開催されました。目を引くのは、計20チーム、60人が参加し、参加者たちが競い合った結果、K＆Kはごみ総量35.15kg、5311ポイントを記録し、惜しくも届かなかった準優勝チームに49ポイントの差をつけました。

スポGOMIの背景と目的

スポGOMIとは、「スポーツ」と「ごみ拾い」を組み合わせた新しいタイプの競技です。3人1組のチームが制限時間中に指定されたエリア内のごみを回収し、その重量や種類に応じてポイントを獲得するルールになっています。日本発祥のこの競技は、ただの清掃活動ではなく、スポーツとして楽しみながら環境意識を高めることを目的としています。

今回の「スポGOMI ワールドカップ 2025」の開催は、海洋ごみの削減活動の一環であり、さまざまな国や世代の参加を促し、日本から国際的なムーブメントに繋げることを目指しています。このイベントは言わば、日本財団が進める「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の核となる取り組みでもあります。

大会の詳細と結果

長崎市での大会は、参加人数60人で行われ、各チームは制限時間の60分内に多くのごみを拾うことに挑みました。すべて合計で回収されたごみの量は364.67kgとなり、その中には特に海外から流れてきた未使用のタバコが多数含まれていたことが確認されました。
参加選手の中には、清掃活動の重要性を再認識する声もあり、環境問題への意識の高まりが見受けられました。実際、大会後に道端のごみを自主的に回収しながら帰宅する参加者の姿も見られ、意義深い一日となりました。

K＆Kチームの意気込み

優勝したK＆Kチームの代表、丸田さんは「スポGOMIへの参加がきっかけで環境問題への関心が高まり、多くの人との交流にもつながっています。次回、日本STAGEに出場する際には、長崎STAGEの全てのチームの分まで頑張り、入賞を果たしたいです」と、熱い意気込みを語ってくれました。

今後の展望

K＆Kチームは、2025年9月に東京で開催予定の「スポGOMI ワールドカップ 2025 日本STAGE」へ進出し、全日本大会へ向けての期待が膨らみます。この大会を通じて、環境問題について考える機会が提供され、さらなる関心の広がりが期待されます。今後、日本各地でスポGOMIが盛り上がりを見せ、持続可能な環境づくりへとつながることを願います。