新たなスタートを切る「もったいない食堂」
神奈川県三浦市、皆さんの食における「もったいない」を大切にする「もったいない食堂」が、6月から新たなスタートを切ります。元々は1階と2階で異なるコンセプトで営業していたこのお店ですが、動線の複雑さや臭いの問題から、よりシンプルでわかりやすい形にリニューアルされることになりました。
リニューアルの背景
当初の1階は「もったいない食堂」、2階は「御自愛喫茶」として運営されていました。しかしながら、2階の「御自愛喫茶」が本来の良さを伝えきれず、上手く認知されないままの状態が続いていたため、オーナーは思い切ってこの2つを統合することを決めました。
特にお客様にとっては、1階と2階でサービスが分かれていることでの混乱を排除し、動線をシンプルにすることを重視しました。これにより、食事とリラックスを一つの場で楽しむことができるようになります。
新スタイルのお店の特徴
リニューアル後の「もったいない食堂」では、1階および2階すべてが「もったいない食堂」として統一されます。この新しいスタイルでは、オープン時間中はいつでもカフェとして利用することが可能で、ランチやお茶を楽しむことがより気軽にできるようになります。
さらに、同店のスタンスとして、規格外の野菜や地魚など、まだまだ美味しく食べられるのに、活用されていない食材を有効に利用する取り組みを続けています。
地域とのつながりを大切に
「もったいない食堂」では、地域の農家や漁師と連携し、なかなか店頭に並ぶことのない“もったいない食材”をおいしく料理することをモットーとしています。食材は全て手作りで、その一つ一つに、地域活性化へ向けた思いが込められています。この“小さな循環”が、少しずつ地域の中に広がっていくことを目指して、スタッフ全員が懸命に努力する姿勢は、利用者にも信頼を与えるでしょう。
こだわりの空間
お店自体は、築80年の元旅館を改装しており、その歴史ある木造建築の良さを生かした落ち着いた雰囲気が魅力です。内装は清潔感が保たれており、訪れた人にとってもゆったりリラックスできる空間が提供されています。特に印象的なのは、漁具のブイをシャンデリアとして使用するなど、ユニークで親しみやすいデザインが施されています。
新メニューと営業情報
リニューアルオープンに合わせて、新しいメニューも登場予定です。日替わりご飯や未利用の地魚を使ったメニューが揃い、毎回訪れる楽しみが増えそうです。
営業時間とアクセス
もったいない食堂の営業時間は、朝ごはんが8:00〜11:00(L.O. 10:30、日曜のみ)、昼ごはんが11:00〜17:00(L.O. 16:00)、晩ごはんが17:00〜21:00(L.O. 20:00、金土限定)。定休日は火曜日となります。また、所在地は神奈川県三浦市南下浦町上宮田530、魚常荘です。電話番号は046-876-6662、詳しい情報は公式ウェブサイトでも確認できます。
「もったいない食堂」のリニューアルオープンを機に、ぜひ地域の食文化を楽しみに訪れてみてはいかがでしょうか。