金継ぎの魅力
2021-04-01 00:00:07

壊れた器が新たな命を宿す金継ぎの魅力と取り組み

壊れた器が新たな命を宿す金継ぎの魅力と取り組み



私たちの周りには、しばしば役目を終えた器や壊れてしまった食器が存在します。しかし実は、壊れた器たちには、新たな価値が秘められています。日本の伝統技術である「金継ぎ」を通じて、これらの器が再生し、心温まる物語へと変わるのです。今回は、金継ぎの魅力とそれを広めるための取り組みについてご紹介します。

金継ぎとは



金継ぎは、割れた器や欠けた部分を漆で修復し、金粉などを用いてその痕跡を美しく仕上げる日本の伝統的な技法です。この技術は、壊れた器に再び命を吹き込むだけでなく、壊れた部分を美しいアートに生まれ変わらせることが特徴です。そのため、金継ぎのある器は、一つとして同じものがなく、独自の価値を持つことになります。

アップサイクル・プロジェクトの背景



近年、環境問題や持続可能な社会への関心が高まる中、金継ぎが再評価されています。「金継ぎアップサイクル・プロジェクト」は、この流れに呼応して発進しました。壊れた器を捨てずに新たな価値を再生することで、環境にも配慮したエコなライフスタイルの実現を目指しています。

私たちの活動は、渋谷区内の教室で行われており、一般の方や外国人方向けに金継ぎのワークショップを開催しています。参加者は壊れた器を持参し、それを修復する体験を通じて金継ぎの技術を学ぶことができます。このワークショップでは、割れた器を使うことが重要ですが、まだ使える器を意図的に壊すことは避けたいものです。しかし、実際には多くの人が壊れた器を捨ててしまっている現状があります。そこで、私たちは飲食店やうつわ屋さん、さらには全国から壊れた器を受け取り、その価値を再生する取り組みを進めています。

若者への金継ぎの伝承



最近では、金継ぎを学ぶことに興味を持つ若者たちが増えてきました。彼らの中には将来的に「金継ぎの先生」や「プロの金継ぎ師(通称:金継ぎスト)」になりたいという学生たちがいて、当社への問い合わせも活発化しています。このような若い世代が金継ぎに興味を持ち、学ぶ機会を持つことは、技術の伝承にも繋がり、さらに活気のある文化を育んでいくと期待しています。

ワークショップの流れと効果



私たちのプロジェクトでは、壊れた器をお譲りいただく方々にご協力をお願いしています。その後、参加者はその器を使って金継ぎを体験し、作品が完成したら持ち帰ることができます。この際、器を提供してくださった方には、プロモーションを行い、彼らのPRをSNSなどで発信します。それによって、器を提供してくださった方々も新たな顧客や応援者を得ることができる仕組みです。

また、プロジェクトを通じて得た資金の一部は、さらなる器の回収や修理に充てられ、サステナブルな活動が連鎖していくことを目指しています。私たちは、金継ぎを通じてヒト・モノ・伝統をつなげ、持続可能な社会へと貢献していくのです。

まとめ



金継ぎは、ただの技術ではなく、壊れたものに新たな意味と価値を持たせるアートであり、環境にも優しい取り組みです。この伝統技術を伝え、広めるための活動は、今後も続いていきます。壊れた器を再生し、心温まる物語を紡いでいく金継ぎの魅力は、日常生活の中でもあなたの目の前にあるのかもしれません。私たちと共に、新たな価値を見出しませんか?

会社情報

会社名
株式会社つぐつぐ
住所
東京都渋谷区恵比寿2-21-2akikito apt. 1階
電話番号
03-6879-0940

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