被災地・能登島で子ども食堂を開催！元気を届ける取り組みが始まる

被災地・能登島での「お福wapi」イベント

特定非営利活動法人キリンこども応援団が2024年8月18日（日）に石川県能登島で「子ども食堂」を開催します。このイベントは、能登半島地震の影響を受けた地域に向けて、地域の子どもたちに元気を届けることを目的としています。

子ども食堂「お福wapi」について

当日の子ども食堂では、フリースクール「キリンのとびら」に通う小中学生とそのスタッフが関西の人気メニューとして知られる“たこせん”と“フランクフルト”を無償で提供します。会場となるのは能登地区コミュニティセンターです。イベント当日は、150食の限定提供を予定しています。

この取り組みは、被災地の子どもたちに、フリースクールでの経験と自信を通じて応援を届けたいという思いから立ち上がりました。「お福wapi」という店名は、子どもたちが今感じている幸せを分かち合いたいという願いを込めています。また、店名の「wapi」は、ウガンダ共和国のスワヒリ語で「居場所」を意味します。

震災を乗り越えた子どもたちの挑戦

この企画は、特に不登校の子どもたちが安心できる居場所として運営している「キリンのとびら」の一環です。これまで不登校の子どもたちに対象にした様々な支援を行ってきた実績があり、彼らが自発的に「お福wapi」を企画・運営しました。

2023年夏には泉佐野市で4日間の営業を行い、冬には東京での一日限定出店を経験してきました。これらの経験を通じて、子どもたちは自信を深め、地域の皆さんに元気と希望を分け与える準備を進めています。このイベントは、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの支援も受けて進められています。

キリンこども応援団の活動

キリンこども応援団は大阪府泉佐野市に拠点を置き、さまざまな子ども支援活動を展開しています。「キリンの家」というコミュニティモデルの居場所では、子どもたちが安心して過ごせる環境を提供しており、子ども食堂だけでなく、フリースクール、フードバンク事業なども行っています。これらの活動は、日本財団からの助成を受けて運営されています。

子どもたちが自らの未来を切り開いていくためのサポートを行うことで、キリンこども応援団が掲げる「子ども第三の居場所」の理念を実現しています。このような取り組みを通じて、地域全体で子どもたちの成長を応援し、安心できる居場所を提供し続けます。