J:COMが1位を維持
2025-12-09 12:25:02
Webユーザビリティランキング2026、J:COMが2年連続で1位を獲得
Webユーザビリティランキング2026発表
トライベック株式会社は、「ユーザビリティランキング2026<企業サイト(PC)編>」を発表しました。このランキングは、150の企業サイトを対象にユーザーにとっての使いやすさを評価したもので、全15業界にわたり細かな分析が行われました。
昨年に続き、1位に輝いたのはJ:COMです。3年連続での1位獲得となり、その継続的なサイト改善が評価されました。2位には大日本印刷が付け、これまでの実績を保っている結果となりました。
ユーザビリティ向上の背景
2025年の調査では、生成AIの普及が進む中で情報取得手段が多様化していることが背景にあります。こうした状況では、企業のオウンドメディアが新たな役割を担うことが求められています。オウンドメディアは単なる情報発信の場から、ユーザーとの信頼関係を築くための重要なツールへと変化しています。
調査結果として、対象企業のユーザビリティスコアの平均は79.76点に達しました。これは昨年の78.15点からの改善であり、企業全体で使いやすさの向上に取り組んでいる姿勢が表れています。
各企業の取り組み
特にJ:COMは、商品の詳細やサービスに関するコラムを通じて、利用者に役立つ情報を提供するなど、サイト改善への取り組みが顕著です。また、加入者限定の優遇サービスやイベント情報も発信し、顧客満足度の向上を図っています。
2位の大日本印刷は、製品導入事例の紹介ページを設けることで、顧客の意思決定を支援しています。これらの取り組みは、AIでは成し得ない独自性や専門性を持つコンテンツ制作への意識を強化するものとなっています。
BtoB企業の意識の変化
ユーザビリティランキングにおいてBtoB企業の意識が高まっていることも印象的です。特に精密機器や電子部品の企業では情報整理や誘導方法の改善が見られ、サイト全体での明快性が評価されました。「精密機器・電子部品」業界は昨年から順位を上げて3位に、また「鉄鋼・金属・材料」業界も4位となるなど、優れたユーザビリティを持つサイトが増加しています。
日本製鉄や神戸製鋼所のように大幅な順位上昇を果たした企業もあり、これらはリニューアルによるサイトの使いやすさ向上が功を奏したと考えられます。
総評
今回のランキングは、企業がどのようにユーザーのニーズに応えているかを浮き彫りにしました。特にユーザビリティ向上への努力が、スコアや順位に直結していることは明らかです。また、企業のデジタルマーケティング戦略の重要性が増していることも、ランキング結果から読み取れます。
トライベック株式会社は、デジタルマーケティング支援事業としても知られ、今後も企業のウェブサイト改善に貢献する情報を提供していくことでしょう。ユーザビリティランキング2026を受け、企業はさらなる努力を重ねていくことが期待されます。
会社情報
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トライベック株式会社
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