商社業務の新たな形「quote」
商社業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を後押しする新しいサービス「quote(クオート)」のβ版申込受付が開始されました。このサービスは、商品情報を効率的に管理し、商談をスムーズに行えることを目的に設計されています。
日本のものづくりと商社の役割
日本のものづくりは、国内外で高い評価を受けている文化的な産業です。特に一次産業においては、全体の従事者数が減少する中、限定された地域での生産者が農業を牽引しています。こうした状況下、卸商社や小売業者は、国内市場の縮小を受けて、海外との連携による新たな販路開拓を積極的に進めています。これに伴い、商取引における情報のスムーズな共有は不可欠です。
「quote」の誕生背景
「quote」は、商社の実務に携わっている代表の岩本氏が、事務業務の負担を軽減し効率化を目指して開発されました。多くの商社で発生する商品情報の整理作業は、手間と時間のかかる作業です。このサービスを使用することで、流通にかかる業務が簡略化され、迅速に商談を進めることができます。
「quote」の主な機能
「quote」では、以下のような特長があります。
1.
AI-OCR機能による手入力コスト削減
従来、商談では各社が独自のフォーマットを使用し、営業担当者が手動でデータを移行する手間がありましたが、AI-OCR機能を活用することで、自動的にデータ化し、手入力の手間をおおむね80%削減します。
2.
商品情報の一元管理
商品の情報は「quote」内に一元的にデータベース化され、同じチーム内のユーザーであれば共同で管理ができます。農林水産省の「FCPシート」規格にも対応しており、商談における情報の漏れも防げます。
3.
国内外取引に対応した資料出力
商談で必要な資料や通関に必要な衛生証明書を、用途に応じて出力可能です。取引先や案件に合わせて、掛率や数値の調整も可能で、特に輸出関連の書類出力ができるのは「quote」の大きな強みです。
申し込み方法と今後の展望
現在、株式会社for Craftsでは「quote」の導入企業を募集中です。興味のある企業は、以下のリンクからお問い合わせいただけます。
quoteのβ版申込フォームはこちら
「quote」は、商社業務の効率向上に寄与し、日本の農林水産物の海外展開を支えるための強力なツールとして期待されています。また、今後も「quote」の機能が拡充されていく予定です。
会社情報と代表について
「quote」を開発した株式会社for Craftsは、2022年に設立されました。代表取締役の岩本拓真氏は、農業研修や青果卸、商社での経験を経て、新たにこの企業を立ち上げました。
詳細な会社情報やサービスについては、
ここからチェックできます。
「quote」の活用で、商社業務の未来を切り開きましょう。