不審メールの実態
2025-11-27 16:35:29

迷惑メールとランサムウェアの危険性:実態を調査した結果

迷惑メールとランサムウェアの危険性:実態を調査した結果



デジタルマーケティングを手がける株式会社シスコムは、迷惑メールや詐欺メールの実態を把握するために、600人を対象に「迷惑メールに関するアンケート」を実施しました。この調査固有の結果を通じて、私たちが直面しているリスクを探ります。

調査概要


アンケートは2025年11月7日から8日まで行われ、全国の20代から60代以上の男女が対象となりました。各年代120人で合計600人からの有効回答を得ています。このインターネット調査の結果を基に、実際に受け取る迷惑メールの状況や、クリックした際の被害状況について明らかにします。

63.8%が不審なメールを受け取った経験あり


調査結果によると、「ネット通販サイトや銀行を装った詐欺メール」を受け取ったことがあると答えた人は、なんと63.8%に達しました。この数字は、デジタル環境が普及する中で考えると少々意外な結果かもしれません。被害が大きく取り上げられる昨今でも約3割の人が受け取っていないということから、年代別に見ても特に20代と30代が受け取りにくい傾向にあることが明らかとなりました。

4人に1人が「怪しいメール」をクリック


不審なメールを受け取った383人の中で、21.7%の人がリンクをクリックしたり添付ファイルを開いた経験があると回答しました。これは実に約4人に1人が感染リスクや情報漏洩の一歩を踏み出してしまったということになります。興味深いのは、クリックした中では男性の割合がより高かったことです。

クリック後の被害内容


実際に不審なメールをクリックしてしまった人たちの中では、個人情報の流出が22件、金銭的な被害が24件と、驚くべきことに前者が後者を上回っていました。これはフィッシングサイトに情報を入力する際の危険を示しています。また、多くの被害者が複数の被害に遭っていることも分かりました。「被害に遭わなかった」と答えた35人は単に幸運だったのかもしれません。

なりすましの多様性と危険


調査では、どのような形で不正メールが送られてくるかも確認しました。最も多かったのは「銀行やクレジットカード会社」を名乗るもので267件、次いで「宅配業者」の266件が続きました。これらは生活に密着したサービスであるため、特に警戒が必要です。「宅配業者」のなりすましメールについては多くの人が「ヒヤリとした話」を寄せており、タイミングによっては本物と見間違えるリスクがあることを示しています。特にネットで商品を注文した後に不審メールが届くと、思わずクリックしてしまう可能性が高いです。

詐欺メールを見極めるポイント


さて、詐欺メールを見分ける際に特に注意されている点は何でしょうか。調査によると、「件名の不自然さ」が286人で最も多く、次いで「送信元のメールアドレス」が258人、「本文の表現」が204人と続きました。これらのポイントに留意することで、実際に被害を未然に防げる可能性が高まります。

意外にも対策は不十分


調査では、不審なメールに対する具体的な対策についても尋ねました。「削除する」が304人でトップ、一方で「特に何もしていない」も149人という結果が出ました。セキュリティ対策が重要視される中で、具体的に行動を起こしていない人がこれだけ多いのは驚きです。

まとめ:油断が招く被害


不審なメールを受け取ること自体は珍しくなく、実際にクリックしてしまう人も多くいます。危惧すべきは、可能性の高い不正行為の被害に遭うことです。特に、最近話題のランサムウェアにかかわるメールは、クリックすることで感染するリスクを伴います。常に警戒し、対策を講じることは、自分自身や周囲の人々を守るために必要不可欠です。これからも注意を怠らず、時に疑いの目を持ち続けることが重要です。


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会社情報

会社名
株式会社シスコム
住所
東京都中央区銀座7-17-2アーク銀座ビルディング2階
電話番号
03-6278-7703

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