ガブリエル講演会
2023-03-04 11:29:20
マルクス・ガブリエルが語る倫理資本主義の未来に迫る東京講演会
哲学者マルクス・ガブリエルが2023年5月6日(土)に東京で講演会を行う。この講演は、彼が4年ぶりに日本を訪れる機会となり、多くの関心を集めている。ガブリエルは、パンデミック以降の世界がどのように変化しているのか、そして資本主義がどのように進化すべきかをテーマに語る予定だ。
現代の危機感と資本主義の脆弱性
講演の中で、ガブリエルは最近の社会的な動向を踏まえ、資本主義が引き起こす問題について深く洞察している。彼によれば、過去数十年の間に資本主義は経済を成長させてきた一方で、地球環境の破壊、貧富の差の拡大、社会のコミュニティの希薄化など、さまざまな問題を生み出しているという。
特に、アメリカ型の資本主義が利益の最大化だけを追求するあまり、持続可能な社会の構築に対して無責任な態度を取っていることを批判する。これは、ロシア・ウクライナの紛争を引き金とした国際的な混乱や、コロナ禍による影響など、さまざまな要因が絡み合った結果と見られている。
新たな倫理的視点からの資本主義の再構築
ガブリエルは、このような現状を変えるためには、ビジネス、政治、芸術、そして市民社会などの各分野で、哲学や人文科学を取り入れる必要があると主張している。彼の提唱する「倫理資本主義」とは、経済活動に倫理的な制約を加えることで、資本主義の概念を再活性化させることを目的としている。
また、講演会では「人間の本質的な幸福とは何か」にも焦点が当てられる。この点に関して、ガブリエルは倫理的な視点がますます重要になってきていると指摘し、今後の資本主義がどのように進化していくべきなのか、参加者と共に探求することを目的としている。
登壇者プロフィール
基調講演を行うマルクス・ガブリエルは、ボン大学の哲学科教授であり、ニューリアルズム学派でも国際的に評価されている。この講演では、彼の最新の研究成果や著作から得た洞察を基に、倫理資本主義の展望について語る。
また、ゲストパネリストとして小川仁志(哲学者)、大野和基(ジャーナリスト)も名を連ねる。異なるバックグラウンドを持つ彼らが交わることで、参加者はさまざまな視点から時代の問題に対する考察を深めることができるだろう。
開催詳細
この特別な講演会は、2023年5月6日(土)13:00から東京・虎ノ門ヒルズ森ビルで開催される。会場での参加は、S席とA席が用意されており、オンライン視聴チケットも販売されている。興味がある方は、早めの申し込みをお勧めしたい。将来の資本主義について、新たな視点を得る貴重なチャンスです。
会社情報
- 会社名
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株式会社 gio
- 住所
- 京都府京都市右京区太秦宮ノ前町13
- 電話番号
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