小野建株式会社の安全大会レポート
2023年9月4日、グランドハイアット福岡にて行われた小野建株式会社の安全大会には、協力会社を含む474名の参加者が集まりました。この大会は、建設業界における健康と安全についての意識を高めることを目的としており、参加者にとって非常に有意義なイベントとなりました。
開会の挨拶
大会の冒頭で代表取締役社長の小野剛が挨拶を行い、「弊社の使命は、地域づくりやモノづくりに貢献することだ」とし、経営理念を再確認しました。小野社長は、これまでの77年間の活動が皆様の支えのおかげであると感謝の意を示し、さらなる安全意識を持って業務に取り組むことの重要性を強調しました。開発中や運用中において、怪我のない生活を確保するためには、健康と安全が最も重要であるとのメッセージを参加者に伝えました。
安全講和と基調講演
この日のプログラムには、特別講演も用意されていました。株式会社奥村組九州支店の安全担当部長、衛藤史成氏による安全衛生活動に関する講話がありました。衛藤氏は、現場における危険回避のための実践的な知識を提供しました。さらに、防衛省第5代の統合幕僚長である河野克俊氏が講演し、日本の安全保障に関する展望と今後の課題について深く掘り下げました。これらの講演は、業界全体での安全意識を高める絶好の機会となりました。
災害報告
その後、当社の管理統括本部に所属する安全・品質管理室長、井上智博氏が、最近の災害発生状況や事例について報告しました。井上氏は、実際に発生した事例を用いて具体的な対策を提示し、なんとなく持たれがちな認識を改め、正しい知識と理解を持つことの重要性について語りました。より厳密な安全対策が求められる中、参加者は真剣に耳を傾けました。
閉会の挨拶
大会の閉会の辞は、常務取締役で九州・中国エリア長の小野信介氏が担当しました。小野氏は、建設業界特有の労働環境や高齢化、人材不足といった課題に触れつつ、何よりも重要なのは「安全」であると再度確認しました。労働時間の短縮が求められている今、いかにして安全を維持するかが業務の中での大きな命題となっています。彼は、日々の基本をしっかりと積み重ねていくことが特効薬であるとし、参加者に安全意識を高めるよう呼びかけました。
まとめ
小野建株式会社の安全大会は、業界内外の多くの関係者が集まり、安全について深く考える素晴らしい機会となりました。当社は、今後も健康と安全の意識を強化し、持続可能な企業経営を目指していきます。参加者それぞれが持ち帰った学びを、今後の実務に生かしていくことが求められます。さらに、日々の業務の中で、安全第一の意識を忘れずに、業務を遂行していくことが我々の使命であります。
このように、今年の安全大会は成功裏に終了し、参加者全員が安全への理解を深める貴重な時間となりました。来年に向けて、さらなる安全意識の向上を目指していきたいと考えています。