漬物文化の継承
2025-06-09 15:33:26

岐阜の厚生産業、漬物文化を次世代へ引き継ぐ新展開

漬物文化の継承と進化へ



岐阜県揖斐郡大野町に拠点を置く厚生産業株式会社が、愛知県の企業である株式会社宏昌食糧研究所から、漬物の素に関する事業を譲り受けることが発表されました。これにより、日本の伝統的な漬物文化が次世代に引き継がれることとなります。

厚生産業と宏昌食糧研究所の出会い



厚生産業は、2025年5月1日からこの事業を正式に引き継ぎます。宏昌食糧研究所は長年にわたり地域に密着した独自の漬物の素を開発・販売しており、その味は特に東海地域で高く評価されてきました。今回の事業承継により、厚生産業はこの長年の経験と知見を受け継ぎ、さらなる販路拡大や技術革新を目指しています。

地域の食文化を大切に



厚生産業の企業理念には、発酵食品の優れた価値を広めたり、手作りの楽しさを共有したりすることが掲げられています。この譲受は、厚生産業の存在価値をより高めると共に、地域の農業や産業の活性化にも寄与する重要な取り組みとなります。

初の商品の展開



新たに引き継がれる第一弾の製品として、「熟成みりん粕」などの4品が6月16日から販売開始されます。主に静岡県や愛知県のJA直売所、グリーンセンター、Aコープ店舗などで取り扱われる予定です。厚生産業は、全国に広がる販売ルートを活かし、さらなる製品展開を目指しています。

多彩な食材への提案



これまでの粕漬けは、大根や人参、きゅうり、さらには肉や魚にも使用でき、多様な食文化の表現が可能です。厚生産業が提供する粕漬けの製品は、その伝統的な製法によって、特有の香りと旨味が備わっています。

責任を感じる代表者の思い



厚生産業の代表である里村俊介氏は、漬物の素が日本各地に素晴らしい伝統を持っていることを認識しています。特に、今回受け継がれる自家製の粕漬けは、愛知の文化の一部であるとして、「伝統を守りながらも、時代に合わせて進化させ続ける」姿勢を強調しています。

これからの展望



この事業譲受を通じて、厚生産業は地域の特性を活かしつつ、新たな製品開発や販路の拡大に取り組む意向です。伝統を守ると同時に未来へ向けて挑戦していく姿勢は、今後の漬物文化に新たな息吹をもたらすことでしょう。まさに漬物の素晴らしさをもっと多くの人に知ってもらうための第一歩となるのです。このような取り組みが地域振興にも寄与し、発酵食品の文化が日本全体に広がることを期待したいと思います。

会社情報



厚生産業株式会社の概要は以下の通りです:
  • - 設立年:昭和34年7月1日
  • - 所在地:岐阜県揖斐郡大野町加納339-1
  • - 資本金:5,500万円
  • - 従業員数:125名
  • - 事業内容:米麹、甘酒、ぬか床、漬物の素などの開発・製造・販売

公式ウェブサイトもぜひご覧ください:厚生産業ウェブサイト


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会社情報

会社名
厚生産業株式会社
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