新たな風を呼ぶ、3D木材市場の誕生
株式会社マプリィが提供する「3D木材市場」は、2024年11月5日よりサービスを開始します。このオンラインプラットフォームは、国産木材の流通を一新し、希少な一枚板や立木、端材を手軽に取引することが可能です。流通が制限されている木材を一般ユーザーが直接取引できることで、森林資源の未利用材の活用を促進することが期待されています。
3D木材市場の特徴
① 豊富な一点ものの国産木材
マプリィが展開するこのサービスでは、森林組合や林業事業体が自ら出品するため、通常の流通では入手困難な国産木材が手に入ります。特にケヤキやイチョウの一枚板など、保存状態の良い無垢材が豊富に揃っています。こだわりを持つDIY愛好者やリノベーションを考える人々には、理想の素材が見つかるかもしれません。
② 画面上での計測機能
3D木材市場は、LiDARに対応したiPhoneを用いた計測機能を提供しています。「計測が可能な投稿」を利用すれば、投稿された木材のサイズや形状を、現地に行かずとも確認することができます。また、手軽に写真だけを投稿することも可能で、幅広いニーズに応えているのも特徴です。ユーザーは木材の長さや面積を直感的に計測でき、より賢い材料選びができます。
③ 簡単な取引手続き
3D木材市場のWebサイトやiOSアプリを通じ、誰でも簡単に木材の出品や購入が行えます。会員登録をすれば、出品者と直接メッセージをやりとりすることも可能。手間のかからない取引が実現しています。
アプリ「mapry 3D木材市場」
「mapry 3D木材市場」は、特殊なスキャナーで木材の点群を保存・表示することができるアプリです。このアプリを通じて木材検収も行うことができ、iPhoneやiPadをかざすだけで径級の測定や材積の算出が可能です。これは、効率的な木材取引をサポートする機能の一つです。
ストックヤード機能とデータ共有
ユーザーは、測定したデータを土場に設定し、荷出し先を共有できます。この機能により、情報の透明性が著しく向上し、関係者間でのスムーズなコミュニケーションが図られます。
3D木材市場の背景と狙い
日本には、未利用材が豊富に存在していますが、一般消費者には入手しづらい状況が続いています。特に、一枚板や大径木などの高価な木材を手に入れる場は限られており、その利活用が求められています。3D木材市場は、オンラインでの木材取引の場を提供することで、これらの未利用資源を活かし、消費者と森林のつながりを深めることを目指しています。
利用登録と料金
誰でも利用可能なこのサービスは、無料の会員登録によって木材購入が開始できます。また、出品者として登録する場合は、契約が必要ですが、流通コストを低減させる可能性が高いです。
アプリはApp Storeからダウンロードでき、技術的にも簡単な操作が求められるため、初めての方でも安心して使用できます。
まとめ
「3D木材市場」は、国産木材の取引の新たな形として、環境への配慮も考慮したプロジェクトです。木材の魅力をリアルに感じながら、手軽に購入・出品できるこのサービスから、新しいDIYライフが始まることでしょう。ぜひ、興味がある方は一度サイトを訪れてみてください。
「3D木材市場」公式サイト