KDDIは、2024年7月3日から、NFTマーケットプレイス「αU market」において、法人・個人事業主向けのNFT販売機能を開放することを発表しました。これにより、これまでNFT販売に抵抗があった企業や個人事業主も、気軽にNFTの世界へ参入できるようになります。
「αU market」は、2023年3月のサービス開始以来、有名アーティストやアイドルとのコラボレーションなど、1.8万点以上のNFTを展開してきました。特徴は、クリエイターと販売までをサポートする体制と、クレジットカードなど法定通貨での決済に対応している点です。これにより、NFT初心者でも安心して利用できる環境が整っています。
今回の販売機能開放は、多くのクリエイターやコミュニティから「αU marketで販売したい」という声が寄せられたことから実現しました。今後は、企業や個人事業主がNFTを活用し、新たなビジネスモデルや顧客との接点を創出できる可能性が広がります。
「αU market」では、出品されるNFTは公序良俗に反しないか、KDDIによる審査が行われます。2024年7月31日までに申請された作品の中から最大20件が厳選され、αU公式サイトやSNSで紹介される予定です。さらに、販売者全員にNFTを無料で配布できる機能(フリーミント)が提供されます。
KDDIは、今回の販売機能開放を通して、クリエイターが自身の作品を販売し、収益を得られる機会を提供することで、「クリエイターエコノミー」を推進していくことを目指しています。NFTの可能性と楽しさをより幅広い層に伝え、デジタルアート市場の活性化に貢献していくことが期待されます。