セイノーロジックスがインド向け輸送サービスを刷新
ニューデリーへのダイレクト混載輸送サービスの開始
セイノーロジックス株式会社は、2024年8月からインドのニューデリーに向けたダイレクト海上混載輸送サービスを専門に提供します。これにより、輸送の効率化が図られるとともに、トランジットタイムの最大16日間の短縮が実現します。この新サービスは、国内のNVOCCにおける同等サービスと比較して業界最速を誇ります。
セイノーロジックスは、2023年度にインド向けの海上混載輸送に力を入れ、輸送品質の向上を目指しています。特に、インドは世界最多の人口を有し、安定した経済成長を遂げているため、需要が増加していますが、従来の輸送方法にはさまざまな問題がありました。これを解決するため、新しいサービスにより輸送効率と安全性が向上します。
輸送タイムの短縮と貨物トレースの向上
新サービスでは、従来のナバシェバ港を経由せず、最初にピパバブ港に寄港することで、海上輸送日数を大幅に短縮します。具体的には、横浜出港の際は従来の45日が29日へ短縮され、神戸発も40日から24日へと減少します。この短縮により、貨物のダメージリスクも軽減され、より安全な輸送が提供されます。
さらに、コンテナが開封されることなくニューデリーまで輸送されるため、トレースの精度が向上します。従来、インド域内の貨物の位置情報は、精度が低いとされましたが、この新サービスにより、貨物追跡が容易になります。
便利なドアデリバリーと対応力
ニューデリーへの輸送後、特にインド国営鉄道の基幹ターミナルであるTUGLHAKABADを使用することで、貨物の受け取りがスムーズに行えます。また、ナバシェバ向けダイレクト混載サービスでは危険品の取り扱いも可能で、顧客のニーズに幅広く対応しています。さらに、引っ越し業務にも対応しており、絶えず効率的なサービスを提供する姿勢が伺えます。
内陸の受託と環境負荷軽減
貨物の受託が行われるのは、東京、横浜、神戸、大阪、名古屋など複数の港が利用可能です。また、太田CFSでも受託が行われ、京浜港からの直送が実現します。このため、2024年のドライバー不足などの課題にも対応し、環境負荷軽減にも寄与すること المتوقعされます。
最新情報の把握と臨時配船の導入
セイノーロジックスは、急成長するインドへの輸送需要に伴い、スペース不足に懸念を抱きつつ、迅速に解決策を講じています。臨時配船の導入などを行い、顧客の満足度も向上しています。これにより、お客様により豊富な選択肢を提供し、常に変化する物流課題に対処しています。
未来の展望
新サービスのスタートにより、セイノーロジックスは、今後もインド市場において競争力を強化し続ける意向です。現地の情報収集やサポート体制の充実を図り、お客様へのサービスをさらに高めていくことでしょう。これからも、日本からインドへの輸送がより一層便利に、そして迅速に行われることが期待されます。