note、第二回AI学習実証実験を開始
noteは、この度生成AI事業者がクリエイターのコンテンツを学習データとして利用する際の対価還元に関する実証実験の第二回目を開始しました。この実証実験は、第一回での成果を基により良い還元ロジックを確立することを目指しています。
第一回実証実験の成果
第一回実証実験では、多くのクリエイターが参加し、そのコンテンツを用いて独自の還元基準の有効性を評価しました。この取り組みによって得られた知見は、今回の実証実験に活かされています。新しい還元の仕組みを迅速に構築することで、クリエイターにとって魅力的な条件を整えていく予定です。
何故この実証実験が必要か
生成AIは創作活動を大いに助ける存在ですが、それに伴う費用の還元や許諾の仕組みは未整備な部分が多いのが現状です。この実証実験では、クリエイターとコンテンツホルダーに新しい収益機会を提供し、AI開発企業には多様なコンテンツの活用を可能にします。
実証実験の詳細
参加を希望するクリエイターのテキストコンテンツのみが対象となり、AI事業者の学習データとして利用されます。具体的には、以下のような流れで実証実験が進められます。
1.
申請受付: 申し込みフォームを通じて参加クリエイターの希少なテキストコンテンツを受け付けます。
2.
対価決定: 一定の基準に基づいて対価が決定され、参加者には還元されます。なお、すべてのコンテンツが対象になるわけではなく、一部は還元が発生しない場合もあります。
今後の展望
noteは、得られた結果を基にAI学習に関するルールの整備を進め、さらなるエコシステムの構築を目指します。また、出版社やAI事業者との連携を強化し、より多くのクリエイターにご参加いただけるよう尽力していきます。興味のある企業やメディア関連者は、ぜひお問い合わせください。
参加条件と期間
参加にはnoteアカウントの登録が必要です。また、第一回の実証実験に参加していない方が望ましいとされています。申し込み期間は2025年4月21日から27日までで、還元金額の決定は5月を予定しています。参加したクリエイターには、テキストコンテンツに基づいて対価が還元されます。特に、有料記事やメンバーシップの特典記事も対象としており、多くのオプションが用意されています。
注意事項
申し込みは各クリエイターごとに受け付けているため、作品単位での申し込みは出来ません。また、対象となるコンテンツはテキストのみとなっているため、画像や動画コンテンツは対象外となります。
まとめ
noteは「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに掲げています。この実証実験を通じて、クリエイターが安心して創作活動を続けられる環境を整え、より良いクリエイターを支援するための新たなルールを構築していくことを目指します。興味のある方のご参加を心よりお待ちしています。