陸前高田での経済人フィールドビジットが描く共助の未来
2023年の6月、陸前高田で経済同友会メンバーが集まり、地域創生に向けたフィールドビジットが行われました。これは、企業が地域社会とどのように共創できるかを探求するためのものであり、9人の経済人がその実情を肌で感じる貴重な機会となりました。
共助資本主義の理念
今年、経済同友会が「共助資本主義」という新しい概念を提唱し、民間企業とソーシャルセクターの連携によって社会課題の解決に挑む意義を示しています。このフィールドビジットは、ただの議論に終わらせないための試みです。実際の現場での対話を通じて、参加者は深い理解を得ることができます。
フィールドビジットの概要
陸前高田の認定NPO法人SETが主催するこのイベントは、参加者が地域のリーダーと対話し、共助の実装に向けたアイデアを交流する場を提供しました。プログラムは2日間にわたって行われ、初日は震災の記憶を受け継ぐ施設や市役所での意見交換が行われました。このようなフィールドビジットは、経済人にとっては新たな視点を得る貴重な機会となりました。
初日の活動
参加者は、一ノ関駅から陸前高田に移動し、まず津波伝承館と隣接する「高田松原」道の駅を訪れました。ここで地域の現状について学び、午後は市内の会議室に移動しました。SETの理事長である三井氏が、地域の復興に向けた取り組みや市民との関わりについて語り、行政担当者や市議会議員とも意見交換が行われました。懇親会では、地域の人々と直接交流し、食卓を囲む中で自然な対話が生まれました。
2日目の活動
2日目の朝はSETの拠点を訪問し、地域のキーパーソンとの対話を通じて、実際に地域と若者が結びつく場づくりの取り組みを体感しました。その後、古民家カフェ「Café 彩葉」でブランチを共にし、参加者はそれぞれの視点でこの2日間の経験を反映し深い議論を重ねました。
参加者からの声
参加者たちは、経済の論理を超えた学びを得たと語っています。「経済合理性の外に越境して学習することの重要性。」「清々しいまでのNPOの活動。」「地域に溶け込むことが、付加価値を生む。」といった声が多く寄せられました。これに対し、地域の代表者も手応えを感じ、「普段関わらない方々が共通の目的を持って訪れてくれたことは新鮮だった。」と述べました。
続く関係の構築へ
フィールドビジットを終えた後、参加者からは「次回も別のメンバーを連れて来たい」という意見が上がりました。また具体的な協業アイデアも提案され、地域に企業が関わる新たな形が見込まれています。SETは今後もこの関係性を深め、経済合理性を超えた価値ある交流を続けていく考えです。
SETの活動に期待
SETの活動は、若者と地域の関係を強化し続けるものであり、持続可能な地域づくりに向けた取り組みは今後も続くでしょう。興味のある方は、ぜひSETの公式SNSをフォローし情報を受け取ってください。地域と企業が協力し合い、共助資本主義の実現へ向けた一歩を共に踏み出しましょう。