株式会社Spiral、非SLAM型ドローン技術で建築業界に革新をもたらす!
近年、建築や土木業界の業務効率化は急務となっています。そんな中、株式会社Spiralは特異な技術を用いた非SLAM屋内型ドローンの自律飛行システムを開発。特に注目されるのは、GPS信号が届かない屋内や地下などの環境下での自律飛行を可能にする点です。この技術は、工事現場の省人化と自動化を支持する大きな鍵となることが期待されています。
自律飛行ドローンのニーズ
現在、多くの工事現場では、現場の状況把握や進捗記録業務が行われていますが、これらの作業は依然として人手に頼る部分が大きいのが現実です。そこでSpiralは、自律飛行ドローンを利用することで、作業の効率性を高め、負担を軽減することを目指しています。特に重要なのは、複雑な建築現場における「巡回系」業務で、ドローンによる空撮がその役割を果たすことが期待されています。
MarkFlex®Airの革新性
Spiralが提供する「MarkFlex®Air」は、特許技術のマーカーを使用したシステムで、ドローンの自律飛行を実現します。これにより、現場の導入容易性や安全性が向上し、ユーザー各社のニーズに応じたシステム開発が加速されます。TOSIL社との協業によって、制御モジュールの開発も進められており、実用化に向けての段階が明確に見えます。
アジアDX支援事業に採択
Spiralは、この設計された技術が評価され、ジェトロが提供する「アジアDX等新規事業創造推進支援事業費補助金」にも採択されました。この公募は、新興国企業との連携を促進し、新規事業の創出や海外展開を支援するものです。これにより、Spiralは国際的な連携を強化し、さらなる技術革新を目指します。
TOSILシステムとの連携
協力企業のTOSIL(トッシル)社は、インドにおける組込みシステムの設計と開発を行うスタートアップであり、特に自動車や半導体、IoT分野において高い実績を誇ります。Spiralとのコラボレーションによって、自律飛行制御モジュールの共同開発が進められており、これが実期待される成果となっています。
今後の展開
Spiralは、顧客企業や開発パートナーとの連携を更に深めながら、建築や土木産業向けのドローン自律飛行システムの販売および提供を近々開始する予定です。この新しいシステムによって、業界における生産性の向上が期待されており、未来の工事現場がさらに進化することが予想されます。今後の進展から目が離せません。
会社情報と連絡先
このように株式会社Spiralの取り組みは、ドローンを用いた新しい建設業務の形を模索しています。その革新的な技術は、未来の建築や土木現場の生産性を高める大きな一歩となるでしょう。