日本電気硝子、AUOの炭素管理達人賞を受賞
日本電気硝子株式会社が、台湾の大手ディスプレイパネルメーカーAUO Corporationから「炭素管理達人賞」(Green Sustainability Award)を受賞しました。この受賞は、2025年9月に開催される「2025 Global Partner Summit」で発表されました。
炭素管理達人賞とは?
「炭素管理達人賞」は、AUOが取引先企業に対して2022年から2023年の間に実施したCO₂排出量削減の取り組みを評価するために設定された賞です。日本電気硝子は、革新的な製造プロセス技術やメガソーラー導入、省エネ設備の導入などの努力が評価され、初めてこの名誉を得ました。
受賞トロフィーも授与され、この受賞により同社の取り組みが国際的に認められることとなりました。
2025 Global Partner Summitについて
AUOが2〜3年に一度開催する「Global Partner Summit(GPS)」は、国際的なパートナーが一堂に会するイベントです。今年のGPSでは、「共に、無限の可能性を(Together, Unlimited Possibilities)」というテーマのもと、北米、欧州、アジア太平洋地域から約120社の代表者、300名以上の主要取引先企業が参加しました。ここでは、AUOの経営方針やCSR施策についてのプレゼンテーションが行われ、持続可能な成長に向けたビジョンの共有がされました。
受賞の背景
日本電気硝子が受賞に至った理由は次の通りです:
1.
革新的な製造プロセス技術の導入:ディスプレイ事業において、CO₂排出量を大幅に減少させる新しい設備への移行を進めました。
2.
メガソーラーの導入:滋賀高月事業場でのメガソーラーシステムの稼働開始により、使用電力の環境負荷を削減しています。
3.
省エネルギー設備の導入:高効率のユーティリティ設備に更新し、それだけでなく、設備運用の最適化を行うことで持続可能なエネルギー使用を実現しました。
ユーティリティ設備とは、工場運営に必要な電力や水、ガス、空気などを供給するインフラのことです。
環境への取り組み
企業の活動を支える中で、日本電気硝子は、「自然との共生」を重要な価値観の一つに掲げています。これに基づき、環境にやさしいモノづくりを追求し、カーボンニュートラルの実現に向けて積極的に行動しています。
今後も日本電気硝子は持続可能な発展に向けての活動を続け、環境問題への対応を強化していくでしょう。
会社概要
日本電気硝子株式会社は、滋賀県大津市に本社を置く特殊ガラスメーカーです。同社は70年以上の歴史を持ち、その技術と実績により、半導体やディスプレイ、自動車、医療、エネルギーなど多岐にわたる分野で高い評価を得ています。新しい機能を備えた特殊ガラスは、さまざまな製品に生かされ、生活の中で欠かせない存在となっています。
- - 会社名:日本電気硝子株式会社
- - 本社所在地:〒520-8639 滋賀県大津市晴嵐二丁目7番1号
- - 代表者:代表取締役 社長 岸本 暁
- - 創立:1949年12月
- - URL:日本電気硝子