青波杏が描く青春ミステリ『夜が明けたら』
2026年1月30日(金)、株式会社KADOKAWAから青波杏の最新作『夜が明けたら』が発売されます。この新作は現在注目される女性作家によるもので、二つの異なる時代に生きる二人の女性の物語を描いています。主人公の一人、2024年の現代を生きる編集者ルルは、もう一人の主人公、1970年代の学生運動から逃れるように生きるジュンの書いた小説を受け取るところから物語は始まります。この作品は、時を超えて響き合う女性たちのシスターフッドをテーマにした青春ミステリです。
青波杏は、第35回小説すばる新人賞を受賞した『楊花(ヤンファ)の歌』でデビュー後、戦中・戦後の日本やアジアを舞台に、女性たちの現実や葛藤を描いてきました。『夜が明けたら』もこの流れを受け継ぎ、多様な時代背景と深い人間関係を掘り下げています。この作品に対して、作家の池澤春菜さんやフリーアナウンサーの宇垣美里さんから高い評価が寄せられています。池澤さんは「ここまで来たまだ続いている、わたしたちの物語」と語り、宇垣さんも「夜明けを信じて、走り続ける」という言葉で作品のテーマを的確に表現しています。
多くの書店員からも感想が続々と寄せられています。ブックスジュピターの林さんは、「続く道を閉ざさず、今を生きることの大切さを考えさせられた」と話し、宮脇書店の藤村さんも「時を超えて繋がるバトンを感じる一作だ」と述べています。『夜が明けたら』は、私たちが現代を生きる上で大切なメッセージを響かせてくれる作品です。
また、KADOKAWA文芸WEBマガジン「カドブン」では、刊行を記念してこの作品の冒頭部分を試し読みすることができます。興味のある方はぜひアクセスしてみてください。物語の始まりを一足早く体感しましょう。
物語のあらすじ
『夜が明けたら』の中で描かれる物語は、2024年、小説誌に届いた原稿から始まります。そこには1970年代、大学生ジュンが親友を亡くした日々が綴られていました。この作品がフィクションなのか、真実なのかを探りながら物語を進める駆け出しの編集者ルル。彼女は、当時の報道と原稿に食い違いを見つけ、その真相を追い求めることになります。一方、ジュンは、彼女の友人が命を落とした事件に苦しみつつ、自身の日常を取り戻していく様子が描かれます。この作品では、過去と現在が交差していく中で、彼女たちの心の変化が丁寧に描写され、読者は感情の揺れを共に体験することができます。
作品についての詳細情報
- - 書名:夜が明けたら
- - 著者:青波杏
- - 定価:2,420円(本体2,200円+税)
- - 発売日:2026年1月30日(金)
- - 体裁:四六変形判/320頁
- - 装画:いとうあつき
- - 装丁:坂詰佳苗
- - ISBN:978-4-04-115734-3
- - 発行:株式会社KADOKAWA
青波杏の『夜が明けたら』は、過去への問いかけと、現代の私たちにとって重要なテーマを扱っています。未来を信じて生きていくために、ぜひ手に取ってみてください。