脱サラ農家が築いたコミュニティの成功秘話
脱サラを果たし、新たな農業の形を模索する中で、ある男が「スマホの中の農村」というビジョンを掲げて立ち上げたのが、農業系DAOコミュニティ「tomajoDAO」です。これまでに2,223人が集まったこのコミュニティはどのようにして成功を収めたのか、詳細に探ります。
脱サラ・農業への新たな挑戦
オーナーの「とまたろうさん」は、滋賀県で生まれた後、民間企業での勤務を経て2017年に農家として独立しました。その後、大阪で彼が営む農園「しばファーム」は、YouTubeチャンネルを通じて栽培ノウハウを発信し、すでに10万人以上の登録者を誇ります。
「2017年に農家としての道を歩み始め、2022年には農業系DAOコミュニティを立ち上げました。私の目指すところは『農家の所得を上げる』ことです。これまでの経験を通じて、多様な人たちが集まり、共に学び成長する場を作りたかったのです」と彼は語ります。
DAOという新しい形のコミュニティ
株式会社あるやうむが推進するDAO(Decentralized Autonomous Organization)とは、特定の目的を持ったメンバーが集まり、自主的に運営される組織形態です。全国の地域おこし協力隊員が参加し、それぞれの経験や知恵を横断的に共有することを目指しています。特に「正解のない仕事」と言われる地域おこしにおいて、数多くの実践知や失敗知が求められるのです。
「とまたろうさんの勉強会では、具体的にDAOの学びを実践することで、参加する農業従事者たちが抱える悩みや課題に応えるヒントを得ています。日本全体の農業の活性化にも寄与したいと考えています」とあるやうむの代表は強調します。
成功の鍵は「人が集まる」仕掛け
このコミュニティが成功を収めるための戦略はシンプルですが、実行には工夫が必要です。「箱を作っただけでは人は来ません。まずは参加者の課題に真正面から向き合う必要がある」と「とまたろうさん」は語ります。彼が進める集客戦略としては、以下の3つのポイントがあります。
1. フィーチャリングした旗を立てる
農業系DAOという大きな枠ではなく「新規就農」「一人農家」などの具体的な課題を軸に掲げることで、参加者に期待感を持たせます。「課題解決をテーマにすることで、入団の動機が生まれやすい」と彼は言います。
2. 多彩なメンバー構成
コミュニティには農家だけでなく、主婦や経営者、会社員など多様なバックグラウンドを持ったメンバーが在籍しています。「その特性は、実際の農村に近い様相を呈している」とのことです。
3. しっかりしたプラットフォーム
主に使用するプラットフォームはDiscordで、情報はリアルタイムで共有され、全国のさまざまな農業情報が飛び交います。これにより、各メンバーは自分の農業経験やノウハウを活かし、独自の活動を展開できるのです。
失敗から学ぶ重要性
コミュニティの運営には、失敗から学ぶことが不可欠です。「集団の代表として、自らの失敗体験を共有することで、他のメンバーが同じ道を歩まないよう導くことも大事です」と「とまたろうさん」は続けます。彼自身も多くの試行錯誤を経験し、その中から思わぬ発見を得てきました。実際の運営において、不況や外部の状況に左右されない経済的、精神的なセーフティネットを提供する仕組みも整えているため、メンバーは安心して情報を発信できる環境を手に入れられます。
終わりに
「地域でのDAO活動は、日本の農業や地域振興において、その可能性を広げる方法だと思います。この成功をきっかけに、もっと多くの地域で同様の活動が広がれば」と「とまたろうさん」は思いを語りました。コミュニティという形をとることで、個々の力が結集される新しい働き方が生まれつつあります。これからも「tomajoDAO」に注目です!
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