平泉の秘仏開帳
2016-07-02 11:04:32
秘仏の魅力と平泉の文化を知る、中尊寺の特別開帳
中尊寺秘仏開帳のご案内
平泉は日本の文化遺産として世界でも有名な地であり、その中心的存在である中尊寺が今回は特別なイベントを開催しています。2023年、世界文化遺産登録から5周年を迎える中尊寺では、秘仏「一字金輪佛頂尊」の御開帳が行われており、この機会に多くの人々が訪れています。
一字金輪佛頂尊とは
「一字金輪佛頂尊」は、12世紀の奥州藤原氏3代の秀衡公が念持仏として信仰したとされる尊崇の対象です。この仏像は、円形の光背から浮かび上がるその美しい姿から「人肌の如来」とも称されています。特に、日輪を表現しているその形状や、白く輝く様が多くの信者に感銘を与えています。
御開帳は11月6日(日)まで行われており、拝観することができる場所は中尊寺宝物館内の「讃衡蔵」の秘仏室です。拝観料は大人500円、小・中・高生200円となっており、金色堂との共通拝観が可能です。これにより、平泉の歴史ある仏像に直接触れることができ、大変貴重な体験となるでしょう。
桂泉観音の出開帳
さらに、この夏には天台寺の「桂泉観音」が中尊寺にお招きされ、同時に出開帳が行われます。この桂泉観音は、カツラ材の霊木に施された美しい鉈彫りの技法が特徴で、特にその芸術的な造形美が多くの仏像ファンを魅了しています。出開帳の期間は7月30日(土)から9月11日(日)までで、こちらも中尊寺宝物館の企画展示室で観覧することが可能です。
桂泉観音の拝観は、金色堂の拝観料で参加できるため、大人800円、小200円、中300円、高500円の料金が設定されています。この機会に二つの重要文化財に同時に出会うことができるのは、まさに最初で最後の特別なチャンスです!
文化を感じる平泉の旅
平泉は多くの歴史的なスポットがありますが、特に中尊寺を訪れることで、日本の文化と信仰の深さを体感できます。この夏、秘仏と美仏に出会うために、平泉を訪れてみてはいかがでしょうか。豊かな自然と歴史が交差する場所で、心に残る体験が待っています。
お問い合わせ情報
中尊寺へのお問い合わせは、事務局の総務部までお願いします。電話番号は0191-46-2211、FAXは0191-46-2216です。詳細情報や手続きについては、お気軽にご連絡ください。
この特別な機会を利用して、平泉の文化遺産に触れ、厳かな時間を堪能してください。
会社情報
- 会社名
-
宗教法人 中尊寺
- 住所
- 岩手県西磐井郡平泉町平泉字衣関202
- 電話番号
-
0191-46-2211