山口和也独演会「Recital "Sky"」
2024-11-16 14:50:14

美術家山口和也、ザ・シンフォニーホールで独演会「Recital "Sky"」開催!

美術家山口和也、ザ・シンフォニーホールで独演会「Recital "Sky"」を開催



2024年10月31日、大阪のクラシック音楽の殿堂、ザ・シンフォニーホールにて、美術家山口和也氏による独演会「Recital "Sky"」が開催されました。本公演は、山口氏が長年追い求めてきた「生きる、それ自体の美しさ」を表現する試みとして、世界で類を見ない、絵を描く筆音をホールに響かせながら制作する、という斬新なスタイルで行われました。

9mの巨大なキャンバスと、響き渡る筆音



舞台には、越前和紙の工房で特注された、幅9メートルにも及ぶ黒い和紙のキャンバスが設置されました。中央には銀箔で描かれた一本の光が走り、「時」を象徴的に表現。薄暗い照明の中で、キャンバスはまるで空間に浮かんでいるかのように見え、観客を独特の世界観へと誘いました。

山口氏は白い衣装を身にまとい、様々な画材を用いて絵画を制作。繊細な弦楽器のような音、力強い打楽器のような音など、筆音はホール全体に響き渡り、まるで新しい音楽を聴いているかのような感覚を観客に与えました。筆音は単なる音ではなく、画面の痕跡となり、視覚的な表現と一体となって作品を創り上げていきました。

生命の鼓動を奏でるパフォーマンス



山口氏の足音、息遣い、そして筆音。それらは全て調和し、まるで一つの生命体が誕生し、成長していく過程を見ているかのような感覚を観客に与えました。キャンバス上の一本の光は「時」を表し、山口氏の動きに合わせて変化する幻想的な景色は、音と視覚の両面から観客を魅了しました。

70分間に渡るパフォーマンスは、暗転と共に静かに幕を閉じました。しかし、その感動は、終演後に響き渡った大きな拍手によって、さらに増幅されました。それは、作品への賛辞であると同時に、人生を生きる全ての人々への賛歌でもありました。

山口和也氏の言葉と、観客の感想



山口氏は、「Recital "Sky"」について、事前に何も決めずに制作に臨み、ザ・シンフォニーホールの響きの中で、懐かしい場所へ帰ってきたような感覚だったと語りました。また、終演後の長く続く拍手に、感極まった様子を述べています。

観客からは、「筆音がホールに広がり、その痕跡として生まれる絵画の制作に立ち会えたことに感動した」「ホールに響く筆音と足音のリズム、薄暗い空間に浮かび上がる作品—全てが調和して織り成す体験に包まれた」といった感想が寄せられました。多くの人が、山口氏の作品に深い感銘を受け、心の奥深くまで響く体験をしたと語っています。

「Recital "Sky"」の今後とクラウドファンディング



「Recital "Sky"」は、ザ・シンフォニーホールの音楽総監督である喜多弘悦氏との出会い、そして多くのスタッフの協力によって実現しました。この世界初の試みは、山口氏とザ・シンフォニーホール双方にとって大きな挑戦でもありました。

今後は、国内外の音楽ホールでの公演を目指しており、公演の様子を記録した映像や写真、音源などを基に、映像作品、記録作品集、または展覧会として公開する計画です。これらの活動には多大な資金が必要となるため、現在クラウドファンディングを実施中です。

山口和也氏の活動と「Recital "Sky"」の意義



山口和也氏は、「生きる」という生命の根源的なあり様を独自の表現方法で美へと昇華させる美術家です。2020年のパンデミック下、一人ロームシアター京都で「Blackout/Whiteout」を開催した経験を活かし、「Recital "Sky」を構想。音楽の殿堂で「生きる」という鼓動や息遣いといったものの尊さを表現し、芸術や美術、音楽といった言葉が誕生する以前から我々が感じていた「美」の共振を世界に広げようとしています。

山口和也氏の活動は、現代アートが蔓延する中で、「生きる」という根源的な問いを投げかけ、私たち自身の生命の尊さを見つめ直す機会を与えてくれます。この独創的な試みは、今後、世界中の観客を魅了し続けることでしょう。


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株式会社Bluevision
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