ショウインがカホエンタープライズとともに進めるDX化の新展開

はじめに

教育サービス企業である株式会社ショウイン（本社：福岡市中央区）が、データ利活用を通じたデジタルトランスフォーメーション（DX）を進めています。ここでの主なパートナーは、同じ福岡に本社を置く株式会社カホエンタープライズです。両社は、データ分析基盤の構築とビジュアル分析プラットフォーム「Tableau」を使用した新しい教育サービスの展開を図っています。ここでは、彼らの取り組みについて詳しく見ていきましょう。

ショウインの教育理念

ショウインは、1984年の創業以来、個別指導に特化し、自主性を育む教育を提供しています。彼らの主要ブランドである「松陰塾」は、約300校のフランチャイズ加盟校を展開し、オンライン学習教材や特化した教材を提供することで、多様な教育ニーズに応えています。しかし、従来のシステムでは、データの手動抽出や分析が求められ、業務効率が低下するという課題がありました。この問題を解決するために、彼らはカホエンタープライズと連携することを決意しました。

DX化のための取り組み

カホエンタープライズは、ショウインのデータ活用を支援するために以下の取り組みを実施しました。

1. データ分析基盤の構築支援
クラウドデータウェアハウス「Google BigQuery」を採用し、社内システムからのデータ取り込み方法を確立。これにより、従来の手作業からデータの自動化が実現されました。

2. ビジュアル分析プラットフォームの活用支援
Tableauを用いたダッシュボードの構築を行い、ビジュアル化されたデータ分析により、直感的な意思決定を可能にしました。

3. 自走化に向けた対応
データ分析の運用に関する情報を継続的に提供し、ショウイン内での自主的なデータ利用を促進します。

これらの取り組みによって、ショウインの社内に蓄積されていたデータが効果的に活用されるようになり、迅速で的確な経営判断が可能になりました。例えば、売上や生徒数の推移といった重要な指標を可視化することで、より精度の高い教育戦略の策定が実現しているのです。