「coe」プロジェクト始動
2022-05-27 09:00:04
孤独をつなぐ新プロジェクト「coe」が若者の声を支援します
孤独をつなぐ新プロジェクト「coe」が若者の声を支援します
最近の調査によると、約60%の若者が「知ってほしいけれど言えない」といったジレンマを抱えています。この状況は、新型コロナウイルスの影響も相まって、孤立感や社会的な分断を強めています。これに対する解決策として、若者の悩みを肯定する企業との強い絆を築き、未来をより良くすることを目指すプロジェクト「coe」が立ち上がりました。
「サイレントマイノリティ」について
このプロジェクトは、声にできない悩みを抱える「サイレントマイノリティ」と呼ばれる人々に焦点を当てています。「サイレントマイノリティ」とは、マイノリティ意識や生きづらさを声にできずにいる人々の集合体で、彼らの心の内を理解するための取り組みが求められています。
調査によると、最も多数の回答があったのは「電話が苦手」や「過剰に反応してしまう」など、なかなか他者に語りづらい悩みです。このような「マイ・マイノリティ」を抱える10代から20代の約70%が「もっと多くの人に悩んでいることを理解してほしい」と同時に74%が「相談したいが言い出せない」と感じていることが明らかになりました。
企業とともに未来を描く
このプロジェクトの立ち上げには、デジタルマーケティングやソーシャルビジネスを手掛ける「SIGNING」と、文化とクリエイティブを重視するメディア会社「CINRA」が共同で取り組んでいます。これにより、小さな声を大きな課題として捉え、企業がそれらを理解し支援する機会を生み出すことが目的です。
代表の亀山淳史郎氏は、「声にできない悩みは、開発されうるアイデアやイノベーションの種でもある。これを共に育てていく必要がある」と述べています。プロジェクトは、リサーチや未来世代のインタビューを通じて、彼らの声を社会に届け、新たな価値を生み出すことを目指しています。
「ちいさなcoe」ポッドキャストの配信
また、プロジェクトの一環として、ポッドキャスト番組「ちいさなcoe」が配信される予定です。こちらでは、子どもたちの生の声を集めたドキュメンタリータッチのエピソードをお届けします。このプロジェクトは、特に表に出ることの少ない子どもたちの意見を集め、彼らの視点を広めることを目的としています。
各プラットフォームでの配信や詳細は、特設サイトにアクセスすることで確認できます。声なきサイレントマイノリティが持つ「生きづらさ」を共有することで、社会全体の理解と連帯感を醸成することが期待されています。
未来を切り拓くために
「サイレントマイノリティ」が声を発する環境を整えることで、彼らが抱える悩みや課題を共有し、解決策を見出すことができるでしょう。このプロジェクトが、若者たちが直面する困難を少しでも和らげ、未来を明るくする一助となることを願っています。社会課題への関心は高まる一方で、個人の生活の中での小さな悩みの声を拾い上げることが、これからの時代において重要な役割を果たすと考えています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社SIGNING
- 住所
- 東京都港区三田1丁目4番28号三田国際ビル16階
- 電話番号
-
03-4236-4980