トレンチャーRTX750SOCが無電柱化工事の効率化を実現！

トレンチャーRTX750SOCが無電柱化工事を革新

株式会社長栄通建は、マルマテクニカ株式会社が提供する優れたトレンチャー「RTX750SOC」を駆使して、茨城県にて無電柱化工事を行いました。無電柱化は、生活環境の安全性を高め、街の景観を良くするため重要な施策として進められていますが、これまでは工事に多くの時間とコストがかかる課題がありました。しかし、RTX750SOCの導入により、その課題が解決されつつあります。

高性能トレンチャーの特性

RTX750SOCの最大の特長は、前後のタイヤを独立して操作できる点です。これにより、道幅やカーブの度合いに応じた柔軟な掘削が可能となります。実際の工事現場では、指示者と運転者が密に連携しながら、複雑なカーブ区間でもスムーズに掘削が行われました。この柔軟性は、無電柱化工事が求める高い施工精度を担保する上で欠かせない要素と言えるでしょう。

スピードと効率の向上

今回の工事は特に高圧ケーブル用の塩ビ管を埋設することを目的としており、1日の中で掘削、管の敷設、埋め戻し、転圧を行いました。その結果、1日の施工距離が約60メートルに達したとのことです。掘削の速度も驚異的で、油圧ショベルに比べておおよそ4倍のスピードで進められたと報告されています。掘削土の再利用も考慮され、2段階方式で土を掘り進めることで、環境にも配慮した施工方法が実現されています。

効率的な排出システム

さらに、RTX750SOCは掘削した土を直接掘削機からダンプトラックに積み込むことができる排出コンベヤを搭載しています。この機能により、掘削スピードが向上し、ダンプトラックを7台ローテーションさせることで効率的な搬出が可能となっています。このような物流の効率化は、工事全体のスピードアップに直結し、多忙な現場での時間短縮を実現しています。